大野ゆうき宮城石巻シーバス釣行[2日目・追波川スズキ編]
大野ゆうきプロが宮城県石巻周辺エリアに釣行。フラットフィッシュからリバーシーバスへリレー攻略した1日目に続き、2日目は朝から追波川(北上川)でシーバスを狙った。連日好調で前日も昼前に連発したという追波川の河口域へ!
※2017年6月掲載時の情報です。
楽しいゲスト達が大野さんを歓迎!
移動日の1日目にコチとシーバスをキャッチし、順調にスタートした大野ゆうきさんの宮城遠征。メインとなる2日目は石巻・追波川(北上川)へ。宮城県東松島市在住の邪道フィールドスタッフ・千葉正博さんのガイドで、取材の前の週から連日好釣果に沸いているという追波川河口域に入ることにした。
大野さんが追波川河口域に来るのは約20年ぶり。「以前に来た時はここの対岸側の水門の辺りに入ったと思うんですが、その頃は河口にもっと砂が溜まっていましたと思います。当時は川ブリも釣れたりしていて、海からの影響の強いポイントという印象がありますね」
最初に入ったのは最河口からちょっと上の堆砂から流芯を狙うポイント。午前6時頃が満潮で午後1時頃の最干にかけて潮が引くタイミング。潮が効いてくれば回遊に期待できそうなポイントだった。
大野さん、千葉さんにバレーヒルの河野優さん、サポート参加の大友健二さんの4人で並んでサーチ。すると、いちばん上流側に立って流れの本筋から外れた渦のあたりを狙っていた千葉さんにシーバスがヒット!
千葉さんに続いて大野さんにきたのは良型のサバ!さらに続けてヒラメを釣り上げて、前日に釣ったものと合わせてコチ、スズキ、サバ、ヒラメと宮城の魚種コレクションに追加。サバの魚影は結構濃いようで、周囲には鳥の姿も多く、ベイトが入った時にはトリヤマも立つようだった。
ポイントを海側に移動 昼前の爆釣タイムに突入
まずまずサイズのサバに嬉しいヒラメも出て楽しいひと時を過ごしていたが、潮の動きも出てきて、そろそろ昼前のゴールデンタイム。ということで、先行者が抜けたタイミングで、数100メートル海側のポイントへ移動、本格的に本命シーバスを狙いに討って出ることに。
最河口部付近は護岸と並行に足下から根が入り、潮が引くと藻や岩礁、古い基礎などに掛かりやすいポイント。地元、オライノ村岡博之さんの情報では取材の前日も昼前に爆釣タイムがあったということなので、時間的にもここからが期待できる時。
トラブルレスな扱いやすさを重視したメタルバイブ。巻き抵抗が軽く、エビになりにくい。根掛かりもしにくいので、この日のようなボトムに根のあるポイントを攻めるような釣りにも向く
アミ類に着いているシーバスに食わせる技
海側のポイントに移動してしばらくすると、爆釣モードに突入し連続ヒット。大野さんが最初に釣ったシーバスが吐いたベイトはアミ類とアオヤギのような貝類。アミなどのマイクロベイトを食っている時の攻略法について大野さんに教えてもらった。
「この日はバイブレーションを速巻きするとスレ掛かりが多くなってしまう状況でした。デイゲームでは速い釣りの展開になりがちですが、その先入観を少し抑えて、我慢しながらバイブレーションをスローに引く釣りを意識しました」
「これは東京湾でも同様なのですが、アミを食ってるときのシーバスはバイブレーションの波動に反応するのですが、巻きスピードが速いと一気に反応が悪くなります。アミ自体には遊泳力が無く、かたまりを追う必要がないため、シーバスは反転行動を繰り返しながら捕食しています。そのシーバスの上をバイブレーションが振動するぎりぎりのスピードで引くと、バイトを誘うことができるんです」
五目以上の魚種に出会い、シーバスも十分に釣って、宮城の海を堪能した大野さん。「色々な魚種が釣れたのも良かったですし、特に追波川は印象的でした。アミパターンのテクニックが追波でも通用したことが楽しかったですね」
ルアーの多様化、細分化が進み、テクニカルになり、取っつきにくいイメージもあるシーバスゲームだが、基本はシンプル。タイミングやレンジ、スピードを魚に合わせるのが面白く、狙いがハマればルアーへの反応も良い楽しいターゲット。旧北上川などを含めた石巻周辺河川ではデイゲームなら夏場まで、ナイトゲームなら12月に入る頃まで長く楽しめる。追波川は周辺の環境も素晴らしい河川なので、ぜひ訪ねてみてほしい。
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※取材協力/バレーヒル