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サクラマスとギンザケなど東北で釣れるマス類の見分け方

2015年7月9日配信 【HOWTO】 【編集部】

震災のあった2011年、三陸の養殖イケスで出荷を控えていたギンザケが大量に逃げ出し、東北太平洋側の各地で釣れ盛ることがあった。2015年現在、そのようなことは無くなったものの、復興した養殖施設から逃げ出すなどしたギンザケが釣れることがある。一見するとサクラマスとソックリなギンザケの見分け方をまとめてみた。
[2021年追記]サクラマスと一緒に釣れることのあるシロザケ、マスノスケの項目を加えました。

ギンザケ

【特徴】
・尾ビレの後縁の切れ込みが少ない。
※養殖ものの尾ビレは崩れ気味になっていることが多い。
・しりビレの縁はまっすぐ直線的。
・脂ビレが大きい。
・尾ビレの銀白色の部分がかなり目立つ。

【参考資料】いわての魚類図鑑「サケ・マス類」(岩手県水産技術センター)

2011年に仙台湾で釣り上げられたギンザケ
岩手県吉浜湾のギンザケ。しりビレが全体に白く縁は真っすぐ、脂ビレが大きい。尾ビレに放射状に銀白色の部分がある
ギンザケの尾ビレ。銀色の部分が目立つ
ギンザケの頭部

サクラマス

【特徴】
・尾びれの後縁の真ん中が切れ込む。
※天然魚のサクラマスは尾ビレの先がピンと尖っていることが多い。
・しりビレの前の方が白く伸びる。
・脂ビレが小さい。
・尾ビレの銀白色の部分はギンザケより小さい。
【別名・地方名】
ママス、ホンマス
※岩手県ではサクラマスをママス、カラフトマスをサクラマスと呼ぶことがあるので注意!

【参考資料】いわての魚類図鑑「サケ・マス類」(岩手県水産技術センター)

岩手県のジギングで釣れたサクラマス。しりビレは前の方が凸状になり、脂ビレが小さい。尾ビレは先が尖り、真ん中が切れ込む。尾ビレの銀白色部分は付け根の周囲だけ
3kg以上になると一気に体高が出るのもサクラマスの特徴
河川に遡上したサクラマス

カラフトマス

津軽海峡や三陸沿岸に春先に接岸し、サクラマスと混同されることがある(マスジギングでサクラマスと混同されていることも多い)のがこのカラフトマス。三陸地方ではサクラマスが「ママス」と呼ばれるのに対し、このカラフトマスのことを「サクラマス」と呼ぶため注意が必要だ。サクラマスに比べると小型の種類で、見た目は背が青っぽく、ウロコが小さくポロポロと落ちやすい。青緑色っぽい体色から「アオマス」とも呼ばれる。産卵のため遡上したオスの個体はセッパリマス(背が盛り上がる)になり、三陸の閉伊川などにも遡上する。

【参考資料】いわての魚類図鑑「サケ・マス類」(岩手県水産技術センター)

マスノスケ

和名マスノスケ、通称スケマス(英名King salmon、Chinook salmon)はキングサーモンの名の通りサケマス類の王様。最大2mにもなり、ロシア、アラスカの北の海に生息。三陸の河川には遡上しないが、春のサクラマスシーズンに南下回遊したものが漁獲、釣獲されることがある。三陸で釣れるのは1m、10kg程度までだがそれでも大きく太公望を魅了する。
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サクラマスと比較

シロザケ

東北各地の河川には秋に遡上するシロザケ(サケ)。秋に遡上するサケは種苗放流しているもので遊漁の対象ではないが、春のサクラマスのシーズンに回遊中の若い個体が混じることがある。三陸では体に対して目が大きい見た目からオオメマス。北海道でトキシラズ、ケイジ(鮭児)と呼ばれるものと同じで、非常に美味。
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大船渡沖のオオメマス。目が大きい

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