親子で氷上ワカサギ釣りはいかが?
朝イチは浅場で数を稼ぐ作戦
岩洞湖で氷上ワカサギ釣りが解禁となった1月11日、多くのワカサギフリークに混じって千葉宏一さん、寿智さん親子の姿があった。ワカサギは超がつくマニアも多い釣りだが、親子やビギナーでも十分に楽しめるのも魅力のうち。特に解禁直後は上手な人なら大爆釣することもあるなど、ワカサギの活性が高く好釣果に期待できるので、手軽にワカサギのアタリを楽しめるチャンスでもある。
岩洞湖のベースとなる岩洞湖レストハウスで日釣券を購入後、千葉父子は解禁を迎えるポイントへと移動した。「朝のうちはエサが豊富なワンド内の浅場に回遊があるはずと読んで、水深7~10mのカケアガリのポイントで数釣りを狙いました」
5時半頃に釣りを始めると、のっけからワカサギの反応は良くて思惑通り。‥と思ったのもつかの間、快調に70尾ほど釣った8時頃にはピタッとアタリが止まってしまった。その後、ワンド内で2か所ほどポイントを変えてみたのだが、群れが移動してしまったのかいずれも不発。「色々情報を集めてみたところ、どうやら深場の方で好調に釣れ続けているようだったので、昼頃には深場へと移動することにしました」
深場へ移動後はダブル、トリプルが連発!
移動先はワンドより少し沖の水深15mライン。底付近を中心に濃い反応が見られ、ダブル、トリプル込みでコンスタントに釣れてきた。中層でもワカサギの反応はあったのだが、反応が渋く、高活性な底の魚を手返しよく釣った方が効率的だった。その後は、深場で午後3時くらいまで釣って2人で168匹。ワカサギのサイズもよく、ファミリー釣行をエンジョイできた。
寿智くんは仕掛けトラブルなどがあるとイヤなので、少し太めの2号を使った。リールはビギナーでも扱いやすいワカサギ用の両軸リールを選択。また、千葉さんは仕掛けを弛ませたり、糸を流し気味にしたりと、色々な誘いをかけたが、「寿智には底をしっかり取ってから、上下に誘って、アタリがあったらすぐにアワせるようにだけ教えました。それでもちゃんとアタリは分かるようでしたね。途中からはだいぶ慣れたようで、ゆっくり上下させたりして食わせていました」
エサは紅サシ、白サシ、バターウォームを使用。「朝のうちは紅サシの両端にハリを刺して真ん中をカットするだけでよかったのですが、中盤に食いが悪くなってからは、上のハリにバターウォームをカットして付けて、寄せ効果を狙いました。下のハリには紅サシを付けると、バターウォームで寄せられた魚が紅サシに食うことが多かったですね」
この日は「最初から深場のポイントを選んでいれば…」という展開になったが、広い湖上で情報交換をしながらのポイント探しもまた面白い。「テント内でカップラーメンなんかを食べながらのアットホームな雰囲気も最高です。ただ、テント内の室温が上がっても、氷の上なのでどうしても足元が冷えます。ヒートテックを重ね履きするなど、特に足の防寒対策は重要ですね。岩洞湖周辺は天候も急変しやすいので、しっかり備えて、安全第一で遊びましょう」
※日釣券500円は岩洞湖レストハウスで購入可能(小学生以下無料、中学生・シニア半額、現場売1,000円)
HP:http://ganndouko.web.fc2.com/
TEL:019-681-5039
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カレイ釣り大会で多数の入賞経験を持つカレイ競技のエキスパート。三陸をメインフィールドに、仙台湾や青森周辺にも足を延ばす。青物ジギングやマダイ、ワカサギなども得意。岩手県一関市(千厩町)在住。ささめ針フィールドモニター、下野アドバイザリースタッフ
※取材・解説/千葉宏一
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