東北船カレイ!がまかつ仙台湾カレイ船釣り大会レポート
2024年4月21日(日)、塩釜まがき港を本部会場に「2024年度 がまかつ カレイ船釣り大会 大型漁礁会場」が開催された。、船カレイ好季に入って釣果も上向き始めたタイミング、えびす屋丸(伊藤栄明船長)での実釣の模様を取材してきた。
※2024年4月取材時の状況です。
仙台湾・大型魚礁沖は春のカレイ釣りシーズン
東北カレイ釣り場として全国的に有名な仙台湾・大型魚礁周辺。近年はマガレイの他にもイシガレイ、マコガレイ、ソウハチ、ムシガレイ(ミズガレイ)など混じることが多く、今大会は「カレイ類全種」の総枚数を競う形で競技が行われた。
今季、仙台湾周辺沖のカレイは4月頃から本格的に釣れ出し、えびす屋丸は4月12日にトップ71枚の釣果。海況が良ければトップ40~50枚ほどは期待できた。しかしながら、大会開催日は前日までの強風、うねりの影響で底荒れが心配な状況。当日も朝方は風と波の残る条件からのスタートとなった。
様々なサイズ、種類のカレイが同時に釣れてくる状況
予報では風は弱まるはずだったが、釣り場の海域に到着すると風波があり少し船が揺れるような条件。波に対応しながら誘い始めると、ポツポツとカレイの釣果が上がり始めた。
今大会はカレイ資源保護のため規定サイズ20cm未満は検量対象外。受け付け時にがまかつオリジナルメジャーが配られており、微妙なカレイは20cm以上あるか確認しながらの釣りとなった。
序盤はギリギリ足りない18~19cmや20cmあるなしの手の平カレイも多く、「カレイが死んでしまうと縮んでしまうことがあるので、ぎりぎりまで活かしておかないと」と参加者の一人。以前は大型魚礁でよくみられた、唐揚げサイズなどと呼ばれる手の平ガレイだが、これらの個体が成長する数年後に期待できるかもしれない。
徐々に釣況上向き40cm級良型マガレイもヒット
カレイは釣れるのだが、20cm未満のリリースサイズも多いということで、えびす屋丸の伊藤栄明船長は仲間の船と情報交換しながら何度か場所移動。その後、カレイの集まっているポイントを発見し、連続して良型が釣れ始めた。しばらくその近辺を集中的に流して同船の皆さん釣果を伸ばしていった。
検量:各船上位同士で総枚数を競った
大会参加船のえびすや丸、丸洋丸、みなとや丸、豊漁丸の4隻は帰港すると船上計測結果を提出。この結果をもとに各船1位同士、2位同士の枚数、重量を最終チェック。3位以下も微妙な枚数の選手がいた場合は念のためにスタッフが再チェックを行って集計した。
唯一30枚以上を釣った千石清さんが優勝!
優勝はみなとや丸に乗船し、33枚を釣り上げた千石清さん。検量サイズの他に20cm未満として3枚を弾かれる釣果で、小さいサイズまで丁寧に釣り上げて優勝を手にした。取材したえびす屋丸で大型のマガレイを釣り上げていた鈴木和則さんは2位の結果に。
大会結果
石巻、塩釜、亘理など仙台湾周辺のカレイ船のほか、青森太平洋側や岩手三陸沿岸のマコガレイ、ヒガレイ(ムシガレイ)など東北カレイ釣りの好季が続いている。次回、東北地区がまかつカレイ船釣り大会は5月19日に岩手大船渡市の越喜来湾で開催される予定だ。
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