釣行記

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三陸越喜来湾マスジギング人気急上昇![岩手のママス、桜鱒]

大坂 章 2021年10月21日 更新

三陸では今、マスジギングが盛り上がりを見せています、昨年のカラフトマスの大量回遊で注目を浴び、今年から本格的に狙う船が増えたおかげで、今年はまだカラフトマスの回遊は見られませんがママスの釣果が上がっています。
※2014年5月掲載の記事です。

桜鱒のます寿司でも有名!

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春の三陸で釣れるマスは主に「ママス」と浜で呼ばれるサクラマスと「サクラマス」と浜で呼ばれるカラフトマスの2種類になります。少ないですが「大目マス」と浜で呼ばれる鮭と、ほぼ幻ですが「助マス」と浜で呼ばれるキングサーモンも釣れる可能性はあります。

ここで気をつけなければならないのが三陸での地方名。桜の花が咲く頃に回遊してくるのでカラフトマスは浜では「サクラマス」と呼ばれ、本当のサクラマスは「ママス」と呼ぶので紛らわしいです。

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サクラマスジギングの基本ガイド

今シーズンはこれまでにない好調年!
マスジギングファンも急増中!!

ママスは2月から3月位にタラジギングの外道として釣れ始まり、場所にもよりますが8月位までは狙える魚です。

春先は回遊性が強く、ベイトを探してそれに着く群れを狙うか回遊ポイントで回遊を待つ釣りになります。喰い気はある魚なので群れを見つければチャンスは大です。夏前になると遡上前にその川の流れ込む湾口付近のベイトに着いて居る事が多く、居る場所は分かるのですが、喰い気が弱くなっているので潮が効き始めるとか他の魚がベイトを追い始めるなどのスイッチが入らないと釣るのが難しく、ただ目の前をジャンプするママスを見てるだけという事もよくあります。

「ママス」は脂の乗りがよく美味しい魚です。買うとサイズにもよりますが1本4,000円から8,000円もします。こんな美味しい魚、釣りに行きたくなりますよね!そんな自分も釣りたい食べたいと3月から何度か真マス狙いの釣行に行きましたが、マスのアタリすらなく釣れるのはタラのみでした…。

前回の釣行では同船者が2本ママスをキャッチし、自分にもヒットしたもののすぐバラしてしまいました。バラしはしたもののアタリがありヒットしただけこれは前進です。

次は?回目の正直で釣れるなと勝手に妄想して、5月7日、広進丸にて今年?回目のマスジギング。朝の峠の気温は1℃、港で5℃の寒い朝です。6時出船、越喜来湾を出て吉浜湾方面へ北上し首崎の先の水深50m前後のポイントでスタート。

朝のうちはマスが浮いていないので、底から上まで広くレンジを探ります。一投目で底に着くと同時にタラがヒット(汗)。前半はタラが数匹で船中1匹マスの水面バラシがあったのみ。前回と違うのはタラだけでなく小さいけどアイナメが上がっている事。魚達が盛んにベイトを追っているとタラだけでなくアイナメが10mとか20m上でヒットします。状況的には悪くなさそうです。

マスは遊泳力はありますが、あまり捕食が上手くない気がします。ただ喰い気は有るので一度喰い損ねても再度アタックして来ます。あとはその群れに当るかどうかの運と群れのレンジを合わせられるかが結構重要です。

しゃくりのスピードは青物よりゆっくり目でジグをスライドさせ、しっかりフォールの間を入れて喰わせる間を入れる感じで釣りました。アタリはコンコンと来てドン!と持って行くやつ、一発でドン!と来るやつとあります。コンコンの小さいアタリが分かるとその後のドン!で合わせやすくなります。

この魚の難しい所はヒットした後です。「喰うのが下手なのでフックが口に刺さるとは限らず、スレ掛かりが多く浅掛かりや身切れが多い」、「ヒットした後よく暴れる」、「遊泳力はそこそこあるので、一気に上に向かって泳いでラインのテンションが抜けてバレる事が多い」と、せっかくヒットしてもバラしてしまう事が多いです。

バラシを少なくするための対策として、フックは細軸のダブルフックにして上下にセット。アワセは青物の様にあまり激しいアワセを入れない事。タックルは柔らかいロッドにドラグの性能が良い物を、普通のライトジギングのタックルで良いですが、青物用のヘビーなタックルはあまりオススメ出来ません。

最後の取り込みの時、ネットを見るとさらにひと暴れしますので、ロッドを寝かせて魚を水面に出さないように慎重にネットに誘導します。ロッドを立てて水面に魚を出すと首を振って暴れてばれてしまいます。最後のこの取り込みで逃がしてしまう人が多いので最後まで気が抜けません。

後半は首崎から越喜来湾口の間のやはり水深50m前後のポイント。ベイトは底にいるメロウドの他に中層に居るエビの類いです。ここのポイントは前半よりさらにタラが少なく安心して底から広くレンジを探れます。

しばらくして同船の方がヒット!すぐ自分にも底から10mちょっとでヒット!この魚は中層のエビの類いを食べていた模様。同船者は15mくらい上だったようです。

ママス1本目
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昼近くになるとマスは中層より上に浮き、前回は水深20m位から釣れていたのですが、この日は底から10m位にエビの類いが帯状にいて、上に浮かずにそれを捕食しているようです。それからしばらくしてまた底から10mいくかいかないかでヒット。

この魚はマスの遊泳力を発揮し途中から上に泳ぎ出しました。一気に糸がふけてテンションが抜けるのでジグは外れやすくなるしバラしたと思ってしまうのですが、大急ぎでリールのハンドルを巻きテンションをキープし2匹目をキャッチ!この魚は口にうまくリアフックが刺さっていました。さばくと腹の中からメロウドが5本出て来ましたので、底付近でメロウドを追っていた魚のようです。

この日はママス(サクラマス)を2本キャッチした
2本目のママスが食べていたメロウド
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越喜来湾の11kgキングサーモン

また少しして3本目がヒット。これも底から10m付近のレンジで食ってきましたが、10mも巻かないうちに一気に上に泳ぎ無念のフックアウト…。

最後のひと流し、自分の隣2人にマスがヒット!で、1人キャッチ。自分にも同じようにヒットし、慎重にやり取りしてネットを準備するもアイナメ(笑)。その後、お隣にヒット!3kgクラスの立派なママスをキャッチされて本日の釣りは終了。?回目にしてやっとママスをキャッチ出来ました!

タックルはライトジギング、スローピッチジャーク用のタックルで、PEライン0.8~1.5号、リーダーは4~6号。ジグは60~150gを水深と潮の流れ具合で。ドラグを少し緩めで釣るのがミソです。

気になるジグのカラーですが、この日の3ヒットはシルバーベースのゼブラグローでした。実績のあるカラーとしては赤金、ピンクバック、シルバーが良いようです。ご参考までに。

ヒットジグはコモジグ・ビクティムスイマー118g(上)とディープライナー・スロースキップVB130g(下)
上/リーダーはフロロカーボンの4号、5号がオススメ。写真はサンラインの「システムショックリーダーFC」
下/フックは細軸で絡みにくい「ハードツインスパーク(シャウト!)」のこのサイズがオススメ

[釣行データ]
5月7日 大船渡市崎浜漁港・広進丸 6~12時
ママス50cm2本
アイナメ25~40cm2本
タラ45~60㎝6本
メロウド18㎝1匹
※ママス3ヒット2キャッチ。怪しいアタリは2回位あり。
[取材日の釣果速報はコチラ]

[使用タックル]
■ロッド:がまかつ ラグゼオーシャン アルメーアB67FL-RF
■リール:スタジオオーシャンマーク ブルーへブンL50Pw/R S2T
■ライン:シマノ オシアEX8 1.2号 リーダーフロロ5号
■ルアー:
ディープライナー スロースキップVB130g
コモ ビクティムスイマー118g
■フック:オーナー ジガーライト ホールド1/0 自作ダブルフック

ママスのお刺身はルイベ(冷凍)してからいただく
数年前からこの釣りに取り組んできた上州屋新盛岡店の大坂スタッフ。来店の際は質問などもお気軽にどうぞ!
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PROFILE:大坂章

陸前高田市内の気仙川流域に育ち、アユ釣りや渓流釣りを得意とする上州屋新盛岡店スタッフ。海のルアーなども大好きで、三陸の青物やロックフィッシュなど、小物から大物まで色んな釣りに挑戦している

 

※取材・テキスト/大坂章
※取材協力/上州屋新盛岡店(岩手・盛岡市)
■新盛岡店公式ページアドレス
http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=114

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