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  • 東北の岸から釣れるカニ類を紹介(ワタリガニ、クリガニ等)

    2020年1月21日配信 【HOWTO】 【編集部】

    投げ釣りやカニ網のほか、メタルジグなどのルアーに釣れてくることもあるカニ達。砂地を好むワタリガニ類のほか、東北ではケガニの仲間のクリガニ類もたびたび釣り上げられる。ズワイガニなどと比べるとやや小ぶりながら、汁物などにして非常に美味な沿岸のカニ類を紹介する。

    ガザミ

    ワタリガニ類の代表種。過去に仙台湾では種苗放流されたこともあったが、目立って増えるようなことはなかった。それが2011年の震災後は海洋環境(底質など)の変化などにより爆発的に増殖。岸から大型のガザミが爆釣状態になるほど個体数が多くなった。関東より西の地方ではより暖かい海を好むタイワンガザミが増えているが、東北でみられるのはほとんどがこちらのガザミ。

     
    ガザミは甲羅の左右が大きく突き出す点でイシガニやヒラツメガニと異なる
     
    カニ網で釣り上げられたガザミ。突起が多く網には掛かりやすい
     
    釣りTiki東北イメージキャラクターの千葉めぐみさんはフラット狙いのジグでガザミを連発!まさにカニハンター
     
    暗緑色のガザミも茹でると赤色に
     
    2014年、大漁に獲れたガザミを仕分けする七ヶ浜の漁師さん

    イシガニ

    ワタリガニ類のカニでガザミと混同されることもあるが、最大でも10cm弱とサイズが小さめで、甲羅の左右が突出しないで丸みをおびていることで見分けられる。

    砂地を好むガザミやヒラツメガニに比べると岩礁帯に多く、カニ網だと根掛かりするようなポイントからも釣れてくる。食材としてはガザミより小さく、甲羅が硬いことが難点だが、汁物などにしておいしい。

    ガザミのように左右の突起が長くない。ハサミが大きく強い
    アマモ場の生態調査で採捕されたイシガニ(写真真ん中。右下と上の少し小さいのはガザミの若い個体)

    ヒラツメガニ

    ヒラガニ(ヘラガニ)、エッチガニ(Hガニ)などの地方名を持つワタリガニの仲間。最大10cm程度と小型で、甲羅の背にH型のような模様がある。浅い砂地を好み、砂浜(サーフ)でよく釣れてくる。

    ワタリガニ類では殻が軟らかい方で、半割りにして味噌汁にしたり丸茹でにして食べられる。

    甲にHの文字に見えるような模様がある
    亘理町の荒浜にぎわい回廊商店街の名物カニ汁はヒラツメガニを使用。砂地でまとまって漁獲される

    クリガニ(トゲクリガニ)

    スクモガニやクリ毛ガニなどと呼ばれるケガニによく似た小型のカニ。東北でみられるのはほとんどトゲクリガニ。年中釣れるが、冬から初夏の産卵期にかけて岸壁付近で多くみられるようになる。八戸港などでは冬季、カゴを使ったカニ獲りが盛ん。

    ケガニに負けず美味だが、小型でちょっと食べにくい。味噌仕立の鍋にして味噌がおいしい。

    [関連]クリガニの魚種別攻略法

    ケガニを小さくして栗色にしたような姿
    青森~三陸では雪の積もる防波堤から狙うことができる
    [関連]

    クリガニの鍋料理の作り方

    モクズガニ

    海で産卵し、河川で育つカニで河口域や河口と隣接する砂浜、堤防などで大型が釣れる。四角い甲羅と、ハサミに毛(モクズ)がびっしりと生えているのが特徴。

    中国で有名な上海ガニの仲間で茹でたり汁物にして食べられる。殻ごと磨り潰して食べる地域も。

    ハサミに毛が密生するのが特徴の一つ。名前の通り藻をくっ付けた個体もいる

    その他のカニ類

    ・ヨツハモガニ
    磯、藻場に生息する小型のカニ。三陸周辺ではアイナメやソイ類の恰好のベイトとして知られ、投げ釣りなどで釣れたこのカニをエサに使うことも。食用にはならない。

    三陸で根魚が吐き出したヨツハモガニ。アイナメ、ソイ類には重要なベイトで、これに似せたワームのカラーも多い

    ・イソガニ
    小磯など潮間帯によくみられる小ガニ。クロダイの落とし込み釣りでカニ餌に使われることも多い。

    落とし込み釣りなどではエサ盗りに強く、クロダイが好む特効エサ

    ・ショウジンガニ
    磯や岩礁帯などでみられる赤色のカニ。関東より南の地方に多く、東北の北部ではあまり見られない。小型のカニながら汁物などで食べられる。

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