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宮城県七北田川でトゲノコギリガザミ釣り上げられる!

2024年8月24日配信 【HOWTO】 【編集部】

2024年8月23日、宮城県の七北田川河口付近でトゲノコギリガザミとみられるワタリガニが釣り上げられた。

このカニを釣ったのは釣果投稿アングラーまっちん(@matsumoto1977)さん。26gメタルバイブでウナギを釣ったのに続き、このワタリガニが釣れてきた。甲羅の全長18cmほど、普通のガザミとちょっと違うので調べてみたところ、トゲノコギリガザミと分かったそうだ。

[2024/08/23 釣りTiki東北投稿釣果の釣果]

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東北地方で岸から釣れるカニ類

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本来は南方に生息するワタリガニの仲間の高級蟹

トゲノコギリガザミは一般的なガザミと同じく遊泳脚を持つワタリガニ科の仲間。裏側が赤褐色でガザミに比べハサミが太く、ずんぐりした雰囲気。

本来は亜熱帯から熱帯に多い種で、汽水やマングローブなどに生息している。マングローブガニやドウマンガニなどと呼ばれ食用にしても美味しい高級ガニ。

千葉の利根川河口域など房総以南の暖流の影響の強い海域に分布するが、近年の海流、海水温の変化により生息域が北上し、2020年にも宮城県で漁獲されたとの記録があるほか、仙台湾周辺で目撃された例が他にもあったようだ。

遊泳脚で泳いで回遊してきたものなのか、越冬して宮城沿岸で育っている個体なのかは分からないが、去年から今年にかけての異常ともいえる高水温の影響で南方の生物が出現し、定着しているとみられるケースも増えてきている。これからも新たに確認される魚類、甲殻類が増えるとともに、東北地方のこれまでの生態系への影響も心配になるところ。海水温、海流の変化とともに生物相の変化も注視していきたい。

裏側は赤っぽく、網目模様は薄め
正三角形に近い棘が並ぶはずだが、これは少し欠けてしまっている模様
ガザミのように甲の左右が尖らず。遊泳脚に網目模様などはみられない

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