料理レシピ

釣った魚をおいしく!プロが教える至極の調理法!!

ヤリイカの下準備

更新日 2020年3月5日

大衆的なスルメイカに比べると、やや高級なイメージのヤリイカ。冬から春にかけて旬とされ、冬場はパラソル級の大型の期待が高まる。スルメと違い肝は小さく、また皮も剥がれやすいため下処理は非常に簡単。透き通った刺身をいただくためには、水に触れる時間(つまり水洗いのこと)を極力短くするのがポイントだ。

①烏賊の内臓を取る

ヤリイカの表側(茶色い側)を上にしてまな板に乗せ、胴の真ん中に包丁を入れる。

真ん中に軟甲(骨)があるので、そこから左右に胴を開く。

軟甲を指で取り除く。

内臓を指で引き出す。

胴の中に残った内臓のカスなどを流水で洗い流す(水で洗うのはここだけ)。

残った水分はフキンなどで拭き取る。

②胴の皮を引く

開いた胴の外側を上にしてまな板に置き、両側のエンペラ(ヒレ)を真ん中で合わせる。

両側のエンペラをつかみながら、先端部分の皮を剥がす。

エンペラをつかんだまま先端から皮を剥がしていく。こうすると、エンペラごと一気に皮が剥がれる。※ここまでで胴の処理は完了!

③エンペラの皮を処理する

さきほど胴から剥いだ皮を、外側が上になるようにまな板に乗せる。エンペラの付け根部分の皮に包丁で切れ目を入れる。

切れ目からエンペラ部分の皮を剥ぐ。

残った皮はフキンなどで簡単に剥がれる。反対側も同様にする。

④頭と下足の処理

両眼の間に切れ目を入れ、クチバシを取り除く。

眼は頭の内側から指を入れて押し出し…

目玉をつぶさないように付け根から切り落とす。

残った内臓を包丁でそぎ取る。

頭と足をざっと洗い、フキンなどで水分を拭き取る。ヤリイカは下足の皮がとても薄く剥がれやすいので、ついでに皮も取り除く。

【関連記事】

[関連]

ヤリイカのお刺身

[関連]

ヤリイカの山菜サラダ

[関連]

ヤリイカの炒め物


浜の漁師居酒屋 こちら丸特漁業部 本店

(TEL)022-263-0109
(住所)宮城県仙台市青葉区国分町2-10-15 ピースビル国分町B1F
(営業時間)17:00~翌5:00
(定休日)日曜、年末年始

[PR]
Amazon堤防Amazon堤防釣り初心者

関連記事

ヤリイカ/船

【東北の魚種別攻略】 ヤリイカの船釣り ヤリイカ 秋~春にかけて、冬場がハイシーズンとなる船のヤリイカ釣りをガイド。三陸地方を中心としたエリアで最近人気のイカメタルを中心に、エサ釣...

ヤリイカ/陸

【東北の魚種別攻略】 ヤリイカのエギング ヤリイカ 東北各地の漁港から冬場に狙えるヤリイカ。特に盛んなのが岩手、宮城の三陸沿岸で、近年はエギングで狙う人が多い。ここでは陸っぱりのヤ...

東北夜イカ(船釣り)ガイド スルメイカ・ヤリイカ・剣先イカ

  東北では夏から冬にかけて長く楽しめる夜イカ釣り。灯火を使った夜釣りは釣趣があって食べても美味しく、釣り人に大人気のターゲット。スルメ漁の漁火は夏の風物詩にもなっているが、近年は...

ライトタックルで楽しむ 三陸の船ヤリイカ!

夏のスルメイカ釣りで紹介した越喜来湾がヤリイカ狙いにシフトした。スルメイカに比べて身が軟らかく、上品な味わいのヤリイカ。スルメ並に釣れ盛ることもある好調の今季、カレイ竿でも狙えるの...

[連載]常笑upcoming fishing!☆第20回 東北のイカ釣りステップアップガイド!

プレミアム連載:針生秀一さん 第20回 東北のイカ釣りステップアップガイド! ※この記事は2014年10月にプレミアムメルマガで配信したものです。 前にスルメイカ釣りの基本編をやっ...

越喜来湾 冬烏賊ラストチャンス!

大船渡周辺沖の夜イカ船はシーズン終盤戦に突入。12月下旬の冬至のころは冬至スルメと呼ばれる大型のスルメイカをメインに、冬が旬のヤリイカも狙える好機。 こちらの釣行記でもたびたび紹介...