釣行記

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仙台港パーク 家族で手軽にちょい投げハゼ!

編集部 2021年9月3日 更新

漁港、防波堤から手軽に狙え、ファミリーアングラーにも人気のハゼ釣り。秋はハゼが浅場に接岸し、食いもよくなる好季。仙台近郊の人気ナンバー1釣り場「スリーエム仙台港パーク」のファミリーフィッシングを取材してきた。
※この記事は2015年10月に取材、掲載しました。
※取材時とは釣り場の状況が異なる場合があります。現場の指示、標識やルール、マナーを守って釣りを楽しみましょう。

釣具店のちょい投げセットで簡単スタート!

仙台新港でハゼ釣りを楽しんだのは、河北ウィークリーサポートスタッフの横田さん家族と、小野寺さん家族。この日は「河北ウイークリーせんだい」の取材に同行し、午前9時から12時までの約3時間、旬のハゼ釣りチャレンジに密着した。

取材日は10月の3連休初日の10月10日(土)。今回参加した2家族はともに海釣り初心者で、竿、仕掛け、オモリ、エサ?どうしたらいいのか分からない??といった状況。そんな初心者でも気軽に釣りが楽しめる、チョイ投げにスポットを当てレクチャー&実釣となった。

天気は快晴。港内はベタ凪。午前中の潮は上げ潮とマズマズのコンディション。数日前に海上を通過した台風の影響もほとんどなく、最高の釣り日和となった。

チョイ投げならお任せ!?仙台新港すぐそば、キリンビール工場向いに店舗を構えるつりえさマリンの丹野代表が助っ人。レクチャーが始まった。

【おすすめ記事】かんたんに始められる防波堤釣りガイド!

こちらがガイド役の丹野さん

まずは、タックル、仕掛けの説明。そして竿のセット方法から実戦開始。伸縮する振り出し竿を穂先から伸ばすことから始まって、ガイドにラインを通したら、仕掛けを結んで、いざエサ付けへ!

ちょい投げ用の竿とリールのセットは1000円ちょっと。仕掛けも100円台からとお手頃

ここまでは、ある程度スムーズにいったものの、エサ付けに皆さん四苦八苦。なにせ海釣りの定番エサ、アオイソメを初めて見た子供達はビビリまくり。お母さん達もしかめっ面(笑)

「エサを地面に置いて押さえつけながらハリをかけると楽だよ」と助っ人丹野代表がナイスアシスト!なんとかミッションクリア。

次に仕掛けの投入。まずは後ろに人がいないか確認。かえしのあるハリが人に触れたら大変だ。

ベールが返っているのを確認し、竿を水平に構える。あとは、投入場所を見ながら、ためらわずそこに目がけて竿を振るだけだ。竿の反発力をいかしつつ45度位の角度で、押さえていたラインから指を離せばOK(目標に竿先を向けない!ななめ上にリリースする)

実際にやってみよう。自分よりも倍以上の長い竿。ぎこちない扱いながらも、仕掛けが飛ぶとキモチイイ。

午前10時を回ると仙台港パークは釣り人で大賑わい。群れが入ってきたのか、サビキ釣りでは、マイワシや小サバが大漁。チョイ投げではハゼ、カレイ、小メジナ、アイナメ、シャコが上がっていた。

スリーエム仙台港パークは管理棟、無料駐車場、トイレも完備。敷地内は整備され足場も良く、しかもアクセスが良いことから初心者や、ファミリーには最適な場所だ

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初めてのハゼに大興奮!

「なんか引いてる!」
巻き上げてみるとプルプルと魚の感触。待望の1匹目、マハゼをゲ~ット。

それまではエサ盗りにエサを取られてばかり。いっこうに釣れず、飽き飽きモードな子供たちが一変、ヤル気モードに。時合い(よく釣れる時間帯のこと)に入ったこともあってかアタリは頻繁。良型のマハゼ、小メジナ、マコガレイが次々に上がった。

釣り上げたマハゼ(左)とアカハゼ(右)。ぱっと見、マハゼよりもアカハゼの方が全体的に赤みを帯びており尾も長い。また、アゴの下をよく見るとアカハゼには数本の長いヒゲがある

釣り上げた魚たちはバケツの中へ。ハゼ、カレイ、小メジナ、ヒトデと簡易的水族館の出来上がり。生きている魚達と触れ合うことができるのも釣りの醍醐味だ。

今回の模様は、フリーペーパー(宮城県内の駅などへのスタンド配置、ポスティング、河北新報折込)河北ウイークリーせんだいの特集にも掲載されています。併せてご覧ください。
※URL:https://www.kahoku.co.jp/weekly/

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仙台新港はサビキ釣りも絶好調!

気になる最新の釣況は、サビキ釣りでは20cm前後のマイワシをはじめ、サッパ、群れ次第で小サバ。投げ釣りでは、ハゼ、アイナメ、カレイの他、セッパ(スズキの子供)、チンチン(クロダイの子供)、メバル、シャコ等もコンスタントに釣れている。

水温が下がってきてカレイ、アイナメの調子が上向いてきた。ちょい投げで小ハゼを狙っていたら、30~40cmの良型アイナメが釣れてしまってビックリ!というのもこれからの季節はよくあること。

今回は実釣3時間にもかかわらず多彩な魚を釣り上げることができた。天気の良い日、気の合った仲間、家族でお弁当でも持参してフラ~っとフィッシング。なんてのもいいかも。

【ゴミは持ち帰ろう!】
当たり前のことですが、防波堤で釣りをした後は、お弁当や釣り具などのゴミは放置せずに必ず持ち帰りましょう。また、アミコマセやイソメで汚れた所は海水などで洗い流してから帰宅しましょう!

堤防サビキの大定番!ハヤブサの「小アジ専科」シリーズ。アジの名前がついているが、イワシ、サバももちろんOK!写真の「オーロラハゲ皮 桜ゴールド」は桜色オーロラハゲ皮プラス金ビーズのきらめきが高アピール!「ジュエルスキン ピンク&オーロラ」は鮮やかなスキンの輝きとケイムラ(蛍光ムラサキ)発色で魚の食い気を誘う
30cm以上の良型のサバや良型アジはちょっと遠くを回遊していることが多い。こういった魚を狙うには飛ばしサビキ、遠投サビキとよばれる、ウキとカゴが付いた仕掛けを、投げ竿にセットして狙うのが有効。「小アジ専科 下カゴサビキセット リアルアミエビ(ハヤブサ)」は触覚や尻尾までリアルにアミエビを再現した超絶食わせ仕様のサビキで、スレてハリを見切るようになったような魚にも高い効果を発揮する

【その他のおすすめ記事】
ちょい投げの基本テクニック
サビキ釣りの基本テクニック

[つりえさ倶楽部マリン仙台新港店]
仙台新港のキリンビール仙台工場前の店舗は地域トップクラスを誇る活きエサの品ぞろえはもちろん、冷凍エサや釣り具もお買い得。連日4時からの早朝営業なので、船釣りの出船前に入り用の際にもおすすめ!
■TEL 022-786-3580

[つりえさ倶楽部マリン新港店] キリンビール仙台工場向かい、白石倉庫隣

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※解説、協力/丹野恒雄(つりえさ倶楽部マリン仙台新港店
※取材協力/河北ウィークリーせんだい(https://www.kahoku.co.jp/weekly/index.html)

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