気仙沼大島の防波堤釣り場をガイド[気仙沼大島大橋利用]
2019年春に気仙沼大島大橋が開通し、気仙沼市内からマイカーで容易にアクセス可能になった気仙沼大島。島内は観光客の急増に対応するため駐車場や休憩施設が整備され、観光や釣りのスポットとして多くの人で賑わっている。
しかしながら、漁港は大橋開通前と変わらずスペースが限られる所や、防潮堤工事中の所があり、釣行の際は注意が必要なケースも。新型コロナの影響で立ち入りが制限されている場合もあるので、遊びに行く際は釣り場の看板などに従い、ルール、マナーを守った行動を心がけたい。
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[関連釣行記]唐桑半島の釣り場(鮪立・小鯖・神止・津本漁港)
※漁港、岸壁で釣りをする時は必ずゴミを持ち帰り、周囲とトラブルなどの無いように気を付けて楽しみましょう。
磯草漁港(磯草防波堤)
気仙沼大橋を渡り、浦の浜方面へ向かう途中にある小漁港。作業場の岸壁、スロープと小堤防の釣り場。作業場はスペースが少なめなので、漁師さんが仕事中は釣りはNG。防波堤の前は浦の浜への航路が通り、航路周りは養殖棚が多数。ここでは係留船にも注意したい。
気仙沼大島ウェルカムエリア
新しい気仙沼大島の玄関口として浦の浜地区にウェルカムエリアが整備された。地場産品の販売などを行う気仙沼大島ウェルカムターミナルと飲食店などが集まる野杜海(のどか)が並んでいる。
浦の浜漁港(磯草物揚場付近)
浦の浜と磯草の間にある水揚げのための岸壁。小堤防からは航路を狙えるが、岸壁周辺は係留船が多いので注意。
浦の浜漁港(フェリー浮桟橋周辺)
大島フェリーが発着した浮桟橋周辺の岸壁。ウェルカムエリアにも近く、観光がてら遊びやすい。ちょい投げのアイナメ、カレイや探り釣りでソイ、メバルなどを狙える。桟橋はロープが張られているので、近付かないように。
浦の浜漁港(田尻船揚場付近)
赤灯台のある田尻防波堤の周辺エリア。堤防から港口を狙うと季節によって良型のカレイ、アイナメを狙える。岸壁周辺の探り釣りもOKだが、係留船には注意。
田尻漁港(工事中)
浦の浜と隣接する田尻の船揚げ場は工事中だった。
高井漁港
高井浜地区は防潮堤工事が終わり漁港もきれいに整備されているが、付近に駐車スペースが少なく、釣りは控えた方が無難。
要害漁港
広い岸壁と防波堤からなり、防波堤の外海側は気仙沼湾を狙うことができる。防波堤周辺に根が点在し、カレイ、アイナメやソイ、メバル、アナゴなどがターゲット。
港内は砂地主体で藻が点在する
駒形漁港
防潮堤が整備された岸壁とスロープのみの小漁港。港内は水深が浅く、藻が点在し、メバルやハゼなど小物釣り場。
横沼漁港
浦の浜から龍舞崎へのすぐ手前にある天然の岩礁帯を利用した船揚げ場。周辺は磯場で、根魚などを狙える。干潮時は磯にも乗ることができるが、小磯とはいえ足回りなどの装備は万全に。
龍舞崎
大島の有力な観光スポットで、駐車場、トイレや大島灯台への遊歩道が整備されている。周辺には磯のポイントもあるが、磯に降りる際は十分な安全対策を。
長崎漁港・小田の浜
小田の浜海水浴場に隣接する漁港。島内では浦の浜漁港に次ぐ規模があり、砂地を好むカレイ、フラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)や、アイナメ、ソイの根魚など狙える魚種が豊富。十分な駐車スペースにトイレもあり。
田中浜
小田の浜の隣の浜。浜の奥には駐車場と体験四阿(あずまや)がある。
[田中浜体験四阿(あずまや)]
きれいなトイレが整備されている
十八鳴浜
鳴き砂の浜として人気。駐車場から山道を10分ほど歩くが、カレイ、アイナメなどを狙える釣り場でもある(途中、マムシ注意の看板)
外浜港・野々崎
亀山から進んだ先にある漁港だが、取材時は工事中で通行止めだった。
亀山・亀山下
大島や唐桑半島を見下ろすことができる亀山。大島神社周辺は駐車場が整備され、観光スポットになっている。亀山の瀬戸側にも亀山下などの漁港があるが、取材時は大島大橋から先の大島線の工事のため立ち入りが制限されていた。
磯草漁港(瀬戸側)
気仙沼大島大橋を渡った後、浦の浜と反対方向に進んだ船溜まり。駐車スペースが少なく、付近の水深も浅め。
気仙沼大島大橋
気仙沼市街と気仙沼大島を結ぶ大橋。両岸に駐車場が整備され、歩いて渡ることもできる。
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