宮城の防波堤釣り場事情:2019年夏秋編
当メディアでは東日本大震災の前から宮城県沿岸の防波堤・堤防釣り場を多数紹介してきました。大震災後は復興の工事が進むにつれて釣りをできるエリアが広がる釣り場も増えてきましたが、一方で防潮堤工事がピークを迎えている場所や新たに釣り禁止になった場所なども多い状況です。。
こちらのページでは北は気仙沼市唐桑から南は亘理町まで、宮城の漁港、港湾の釣り場事情をまとめてみました。
※編集部で海岸を回った時点での情報のため、最新の状況とは異なる場合があります。釣行の最は実際に釣りが可能か確認し、釣り禁止、立入禁止の場所や私有地、工事現場等には入らぬようご注意ください。
唐桑~気仙沼周辺の釣り場
岩手県陸前高田市との県境から陸前階上・岩井崎までのエリア。広田湾と気仙沼湾の間に突き出た唐桑半島や三陸の大規模港である気仙沼港、気仙沼大島大橋が開通した大島(未取材)も好釣り場が多い。
気仙沼市本吉~南三陸周辺
気仙沼市の本吉地区から南三陸町の歌津、志津川にかけてのエリア。本吉地区は大谷海岸や小泉海岸の広い砂浜があり、浜の間に岩礁帯が連続する地形。歌津は泊崎半島と伊里前湾周辺の釣り場。志津川は志津川湾内に大小の漁港が点在する。
十三浜
志津川湾南端の神割崎(かみわりざき)から追波川(北上川)河口にかけての石巻市北上町十三浜地区。北上川の恩恵を受けた追波湾に面し、外洋の潮の影響もあり多様な魚種を狙える。
雄勝~女川周辺
追波川河口南側の石巻市雄勝地区から女川町の周辺にかけて。雄勝地区は大須崎周辺の半島部~雄勝湾内~沖に出島(いずしま)を望む尾浦にかけて漁港が続く。女川地区は女川湾内の桐ケ崎漁港、女川港、と小乗浜漁港まで。
牡鹿半島周辺
女川町と石巻市牡鹿地区にかけての半島部に多数の湾、漁港が連なる。江島、金華山、田代・網地島の離島も多い。仙台湾側と三陸側で水温や釣況が大きく異なり、風向きや釣況に合わせて釣り場をラン&ガンできるのも特徴。
東松島(奥松島)・松島
鳴瀬川河口から宮戸島にかけての奥松島と、陸前富山から手樽海岸周辺の松島湾内の釣り場。以前は東名(とうな)周辺の運河から海岸にかけての広範囲がハゼ釣りなどで人気だったが、震災後は工事が続き釣り場は限られる。
※旧野蒜駅前のコンビニは閉店したとの情報です。ご注意ください(旧駅跡と観光センターは健在)
仙台塩釜港・七ヶ浜
塩釜港と仙台港、七ヶ浜の一部の漁港は仙台塩釜港として管理されていて、大部分は釣りが禁止されている。
[仙台塩釜港内における釣りについて – 宮城県公式ウェブサイト]
釣りが可能なのは、仙台港の3M仙台港パークや塩釜港のまがき港の一部(まがき港の堤防は釣り禁止)。七ヶ浜町の漁港も仙台塩釜港に含まれるため要害、東宮浜、代ヶ崎、吉田花淵などは釣りが禁止されている。仙台塩釜港湾ではなく漁港扱いの菖蒲田漁港と松ケ浜漁港は釣り禁止や工事中立ち入り禁止の柵が無ければ竿を出せる。
仙南~県南
仙台港から福島県境までは仙台~宮城県南のサーフが続くエリア。漁港、岸壁の釣り場としては閖上周辺(広浦・名取川河口)と鳥の海(荒浜漁港)がある。河口の導流堤などは釣り禁止なので、港内の岸壁、釣り桟橋からの釣りが中心になる。