アイナメ/船

日本各地に分布するが、東北、北海道は特に魚影が濃く、型もいい。東北では、福島沖や女川以北の三陸海岸、三八上北など太平洋側で盛ん。ほぼ年中狙えるが、水温が上昇して食いがたつ初夏と、11~1月のノッコミの時季がハイシーズン。

マダイ/投

東北全域に分布するものの、ターゲットとして狙えるのは日本海側が中心となる。庄内周辺、男鹿周辺、青森西海岸には、投げ釣り(ブッコミ釣り)の釣り場が点在。投げ釣りの場合、潮通しがよく、水深5m以上ある、防波堤や磯がポイントになる。例年、5月頃から始まり、11月頃まで狙うことができる。

マハゼ/陸

小型魚ながら小気味よいアタリが楽しい、陸っぱり小物釣り界の人気ターゲット。ここでは、ちょい投げ、探り釣り、ウキ釣りで手軽に狙う方法をご紹介。釣り入門用のコンパクトロッドや手持ちのバスロッドで十分遊べるので、家族連れや女性にもおすすめ。浅場に寄ってくる夏から秋がハイシーズン。

サバ/船

サバのジギングとドッカン釣りを解説。サバのジギングは仙台湾中心に、東北太平洋側で高い人気を誇る。ドッカン釣りは仙台湾の遊漁船で楽しめる、コマセを使った釣法。一時期の絶大なブームからは大分落ち着いたものの、良型のサバが数釣れることで根強いファンが多い。

青物/陸

青物というのは、イナダ(ワカシ、ワラサ)、ヒラマサ、カンパチ、サバ、サワラなどの総称。ここではこれら青物類をひっくるめて、陸っぱりからの攻略法をルアーとエサ釣り3種に分けて解説する。青物のシーズンは暖流の影響が強まる夏から秋がメイン。日本海側では海水温の状況などにより、春にも一部魚種を狙える。回遊魚な

カレイ/投

カレイの投げ釣りは福島から青森にかけての太平洋側で人気の高い釣種。イシガレイやマコガレイ(クロガシラガレイ)、ナメタガレイが主なターゲットになる。ナメタガレイは根周りがメインポイントで釣法も大きく異なるので、ここではマコガレイとイシガレイの基本的な狙い方を中心に解説する。

マコガレイ

岩手~宮城にかけての三陸周辺で盛んに狙われているターゲット。湾内の養殖施設周りに船を固定する「かかり釣り」と、湾内外の幅広い範囲に船を流す「流し釣り」がある。流し釣りであれば、厳冬期を除いてほぼ年中狙えるが、湾内のかかり釣りは春から晩秋までの釣り。

メバリング

陸っぱりのメバルのルアーフィッシング=メバリング。ソルトのライトゲームの代表格で、基本の釣り方さえマスターすれば、比較的手軽に数が釣れる人気ターゲット。メバルは藻や障害物に着くロックフィッシュだが、夜などは浮いてエサを捕食する習性があり、中上層からもヒットする。

ナメタガレイ

東北ではナメタガレイと呼ばれることが多いが、正式な和名はババガレイ。12~2月前後の「子持ち」の時季が最も価値が高く、正月に子持ちナメタの煮付けを食べる習慣がある仙台周辺では子持ちのメスに1枚1万円前後の値がつくことも。磯や防波堤からの投げ釣り等でも釣れるが、一般的なのは船釣り(ここでは船釣り中心に紹介)。基本的な狙い方はマコガレイ等とほぼ同様で、地域と季節によって狙う水深などが大きく異なる。

クロソイ/陸

ボートロックや船釣りはもちろん、陸っぱりからでも東北各地の漁港や磯などで狙うことができるメジャーターゲット。陸では主に夜釣りで狙い、平均的に釣れるサイズは15~30cmくらいが中心だが、40UP、50UPの可能性も。ここでは防波堤、磯からのルアー、エサ釣りの基本をご紹介します。