秋の投げカレイ ハイシーズンの楽しみ方
今年も堤防、サーフの投げ釣りで良型のカレイを狙える季節に入った。宮城、岩手など東北太平洋側で主に狙えるのはマコガレイとイシガレイ。最近増えてきたホシガレイや、稀にマツカワやナメタガレイが釣れることもある。
こちらのページでは投げカレイ関連の釣行記、HOWTO情報を紹介しつつ、秋シーズンの楽しみ方を解説していきます。
※2018年10月公開
2018年も堤防周りで釣果が上がり始めた
夏場の高水温期にはバテ気味だったカレイ類は水温低下とともに徐々に活性が上がってくる。今季も9月に入るころから投げ釣りの釣果が増え始めた。宮城県の場合、最初は石巻周辺の比較的シーズンの早いポイント限定で釣れていたものが、9月下旬頃になると仙台港や七ヶ浜周辺など広範囲に釣り場が広がってくる。
石巻や牡鹿半島などでは釣れ始めから9月下旬頃までは30cm台の中型が多いが、10月を過ぎる頃から40cm台の良型が混じり、50cmオーバーの大型も狙えるようになるのが例年のパターン。
ちょい投げでハゼ等と一緒に狙える
マコガレイ、イシガレイは12月から1月頃の産卵期を控え、陸から狙える浅場で食いが活発化する(産卵直前になるとお腹の卵の影響かメスの食いが落ちる)。産卵前の9~10月にかけては岸近くにも良型のカレイが寄ってくるため、遠投できなくても良型が釣れてくる可能性がある。また、ハゼや小型根魚なども活性が高いので、五目狙いで楽しめるのも魅力。
石巻、牡鹿半島周辺は大物実績大!
10月、11月の石巻周辺は投げ釣りで釣ったカレイの日本記録級が釣り上げられるほどの実績がある。カレイ釣り大会なども開催され、東北だけでなく、関東、関西の釣り人も集まるほど。
大判カレイ狙いでは遠投可能なタックルを複数本並べる置き竿スタイルが一般的。エサも大物狙いでユムシやイワゴカイ、アオイソメを多量に使用する。お手軽なちょい投げとはちょっと異なるが、釣行記で紹介しているので参考にしてみていただきたい。
アイナメののっこみシーズンとも被る
秋から冬にかけて、三陸をはじめとした東北各地でアイナメが産卵期を迎える。投げ釣りでカレイを狙っていても、根の近くのポイントなどではアイナメも多く混じる(資源保護のため、小型や食べる分以外はリリースを!)
10月、11月は東北地方を生息域にする多くの魚種にとって適水温期。青物や小型魚の回遊も期待できる時季なので、堤防に釣りに行くときは投げ釣り以外のタックルも用意しておくと楽しみが広がる。
カレイは産卵後の冬場にも釣れるターゲットだが、寒いのが苦手な方はお早めに!