春の投げカレイ50UP獲り![宮城の堤防投げ釣り]
本格的な春の訪れとともに、数はそれほど多くないが、サーフ、漁港からの投げ釣りで良型のイシガレイやマコガレイが釣れるようになった。これからの水温上昇とともにカレイの食いもよくなり、「花見ガレイ」を楽しめるようになる。
※2013年3月掲載の釣行記です。
東松島や七ヶ浜の各地で連日のように
40~50cm超が釣り上げられている!
3月、宮城も朝晩はまだまだ寒いですが、春の彼岸に入り、日中はようやく暖かくなってきましたね!今年は、週末ごとに暴風やら大雪など悪天候の日が多くて、クラブの予定(キャスティング大会や遠征釣行)も延期や中止が相次ぎました。例年なら週に1~2回のペースでの釣行も、今年は育児や本業多忙も重なり釣行回数が激減中ですが、クラブのメンバーも七ヶ浜や東松島で良型のカレイを多数仕留めており、いよいよ春シーズンのカレイも本番に突入のようです!
さて、3月17日(日)、キャスティングの練習を兼ねて、今年4回目のカレイ釣りへ行ってきました!満潮の朝6時過ぎに釣り場に着くと、前夜の暴風の影響で濁りがキツい状況でしたが、波や風はだいぶ収まっていました。
とりあえず竿を3本出し、PEライン1.5号で80~120m付近に投げ分け。エサには小型のユムシ、イワイソメ、アオイソメを使用。今回は、震災後初めて入ったポイントでしたが、以前と同様に完全な砂底で根掛かりは一切無く、仕掛けを動かしてみると、ところどころに良さげなカケアガリがあります。
釣り開始からわずか15分。左側の竿に吹っ飛ぶようなアタリがありましたが、運悪くラインがコンクリートに擦れてしまって、4色(100m)から切れて回収不能となる最悪のスタート…。少しだけドラグを緩めていたのですが、引きの強さからして、かなり大型のカレイ?だったかも知れません…(涙)。150m巻きのPEラインを常備していたので、すぐに巻き直し。
投入後は何度か誘いをかけ、最初は15分で回収してみましたが、エサはそのまま!例年ならスクモガニ(クリガニ)やヒガンフグなどのエサ盗り多数で、わずか数分でエサが無くなることも多い時期ですが、その後もキャスティング練習の合間に誘いをかけながら、20~30分おきに回収するものの、終日エサ盗りは皆無。
午前中、満潮からの下げ始めに期待しましたが、結局、その後5時間沈黙…。すっかり潮位が下がり、間もなく納竿&最干潮(干底)という午後1時、100m付近に入っていた右側の竿に、微妙に糸フケ発生!
しばらく置いてから軽くアワセを入れると、久々にズッシリとした重量感!リールを巻いていると、途中で何度か海底を這うような締め込みもあり、間違いなく良型のカレイと確信!干潮のため、手前で沈みテトラに引っ掛かりそうになりましたが、無事にかわし、ハリス8号でゴボウ抜き!産卵後で少し痩せていましたが、昨年の5月に青森で上げた57cm以来、約10か月ぶりの50cmUP!ちなみに、ヒットしたエサはつりえさ倶楽部マリンで購入した、新鮮で活きの良いイワイソメ(岩ゴカイ)でした。
その後、潮の上げ始めを狙うべく、3時間延長して午後4時まで粘ってみましたが、次第に南寄りの風が強まり、3色(75m)以上飛ばず納竿。結局、カレイの釣果は1枚のみでしたが、条件が良ければ、もうしばらく数&型とも期待できそうです!遠投が苦手という方でも、水深のある漁港などでは、2色(50m)以内でヒットすることもありますので、ぜひ挑戦してみて下さい!
また、例年だと春シーズンは『やめガレイ(日没前後に高確率で大型カレイが釣れること)』の傾向が強いので、夕方からの短時間+夜投げ半夜アイナメのパック釣行もオススメです!
※帰宅後、カレイを捌いてみると、貝(アサリやホッキ貝?)の水管が大量に入っていました!特に、春シーズンのサーフのイシガレイはこの傾向が強いので、アサリやハマグリなどをエサにするとさらに期待大ですよ。
TEL:022-786-3580
家業である米穀店の仕事と育児の合間に、せっせと釣り場に通う、投げ釣りマスター。北は青森から南は愛媛や有明海まで、大物にかける情熱が足を釣り場に向かわせる。仙台広瀬キャスターズ所属
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※取材・テキスト/東海林誠(仙台広瀬キャスターズ所属)
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