秋~冬の根魚シーズンに漁港ロックフィッシュバトル開催!
初夏と秋の2回開催してきた釣りTiki東北主催「ロックフィッシュバトル雄勝波板」。いつもの年より少し遅めの2024年12月8日(日)雄勝漁港に場所を変えて実施した「ロックフィッシュバトル雄勝漁港」の模様をお届けします。
ロックフィッシュバトルとしては初めて12月上旬に開催
東北太平洋井川の海水温度の上昇などにより、年々厳しい状況になっているアイナメ、ソイの東北ロックフィッシュゲーム。マハタやキジハタを見かけることも多くなり、ハタ類もターゲットに視野に入りはじめるなか、今回もアイナメ、ソイ類を対象として「2024秋のロックフィッシュバトル雄勝漁港(釣りTiki東北主催)」を開催した。
開催日はこれまでの同大会では最も遅い12月8日(日)。すでに秋から初冬に入る季節だが、今シーズンはアイナメのスポーニングシーズンが大幅に遅れており、12月上旬頃がスポーニング盛期と重なるタイミングの実施となった。
雄勝湾周辺でゲスト実釣!相澤純さん良型ヒラメをキャッチ
編集は大会前日に雄勝沖で行われた「ベイトブレススタッフバトル2024」も取材していたが、ショウサイフグを中心としたフグが多く、ワームは瞬殺されるような状況。堤防ロックもボートロックと同様で、フグの少ない場所を探していかにフグを避けながらアイナメを釣るか頭を悩ませる展開となった。
受け付け~開会式終了後、MCの千葉めぐみさん(釣りTiki東北イメージキャラクター)、ハピソンガールみなせちわさんと尾形慶紀さん、相澤純さんのいつものメンバーで雄勝周辺にて実釣。今回は当メディアと同じ会社で運営している大崎ケーブルテレビのクルーも同行して特別番組の撮影を行った。
尾形さんらのプラクティスで雄勝湾一帯フグが多く厳しいことはわかっていたが、その中でも根魚らしいバイトをとれた本命の岸壁からスタート。ここもフグが多かったが、根魚らしい反応もあって、潮止まり前の時合いになれば十分期待できそうだ。
魚をヒットさせたのは相澤純さん。大きく竿を絞り込む強烈な引きに「これ根魚じゃない!青物か??」「でもボトムのズル引きなんだけど?」
ワケも分からぬまま慎重にやり取りして、見えてきたのはヒラメ。最近あまり見かけなくなった無眼側に模様のあるパンダヒラメだ。60cm以上の良型ヒラメを苦労して取り込むと、ワームをすっぽり飲み込んで、あと少しでラインブレイクしそうな掛かり方だった。
ヒラメを釣った後、残念ながら本命のアイナメは釣れず。場所も2か所移動したのだが、どこもフグだらけで風も強くなってきたため本部に戻りみなさんの釣果を待つことにした。
検量会場に持ち込まれた釣果紹介!
厳しい状況にもかかわらず、多くのアイナメ、ソイが持ち込まれた(撮れなかった方がいたらごめんなさい)
まだ水温が高いためか寒ヒラメだけでなくマゴチも釣り上げられていました。
出展メーカーブースのご紹介
本部会場にはメーカーブースが出展され、検量結果を待つ間、多くのアングラーで賑わった。店舗ではなかなか触ることのできない珍しいタックルに触れることもできる機会となり注目を集めていた。
表彰式と入賞者インタビュー
各部門賞から順に表彰を行いました。
個人戦3位:川村雅直さん 1630g
「場所は朝から長面浦に入りました。28gと35gシンカーで遠投して、ルアーはO.S.PのHPシャッド2.5インチ。カラーはスカッパノンやグリパンの濃いめの色の反応が良かったです。ズル引いて止めた瞬間にバイトがありました。数は5、6本獲ったものの、いいやつに切られてしまったのが悔しいです」
個人戦2位:濱畑健太さん 2270g
「入った場所は長面浦です。リグは14gから18gまでローテーションして、流れに乗せてボトム付近を流すような感じで2本釣りました。使ったワームはベイトブレスのティンカーバグのワレカラカラーです」
個人戦優勝:菊池勇貴さん 2315g
「私も長面浦に入りました。ウェイインした魚はぜんぶ沖に黒い塊のように見えるところがあるんですけど、そこまで42gのシンカーで飛ばして、数アクションズル引きして止めた時か物にぶつかって跳ねた時に喰ってくる感じでした。ワームはエコギアのリングマックス3インチ、アボガドチャートハートフロートです」
今回も雄勝地区の特産品である雄勝石製の盾をご用意しました。上位3名全員場所は長面浦。菊池さんは初夏ロックに続き夏秋連覇となりました!おめでとうございます!!
[チーム戦インタビュー]
チーム戦3位:東谷テルテルBOYZ 1540g
「風の強い予報だったので志津川のホテル観洋下に行きました。養殖棚の手前に投げて、東谷さんがこの日一番の1本を釣って、その後も3人で計10本くらいを釣り、5g、10g単位で入れ替えを行いました。その後、9時半頃に潮止まりの時間になったので志津川周辺の船溜まりに移動。そこでも細かい入れ替えを続けて、最後に森本さんが穴で釣った魚が入れ替えになって終了しました」
「3人でトータル16、17本くらい釣り、入れ替えながらの展開でした。ワームはベタンコカーリー2インチや今朝参加賞でも配られた新製品のハラパンシャッド3インチ、フィッシュテールシャッドなど小さめのワームも使いながらでした」
チーム戦2位:踊る接骨院 1615g
「最初に入った場所は長面浦で、暗いうちはクロソイ狙いでやっていましたがアタリがありませんでした。明るくなってきた朝マヅメ頃に手前のブレイクに着いていた魚を抜いていきました。シンカー5gのビフテキリグ、O.S.PのHPシャッドテール中心に組み立てていきました」
チーム戦優勝:LOVE69(ラブロック)2230g
「歌津の漁港をランガンして、シャローに藻のあるエリアを中心に軽めのシンカーでフワっと誘う釣りをしました。1本目が結果的に一番良いサイズでキッカーになって、その後追加して3本になりましたが、潮止まりの後はアタリが無くなり3本で入れ替え無しの結果でした」
抽選会とじゃんけん大会
表彰式の後は帰着時に回収した検量カードを抽選箱に集め、全員に当たる抽選会を行いました。
今回は当方主催のロックフィッシュバトルとしては最高人数となる132名のアングラーの方にご参加いただき、盛況のうちに大会を終えることができました。東北ロックフィッシュシーンは年々変わりつつありますが、皆さんに楽しんでいただけるようなイベントを今後も継続的に企画していきたいと考えています。
大会実施のためにご協力、ご協賛いただいたメーカー、関係者の皆様、運営に携わっていただいている協力スタッフの皆様に心より感謝いたします。また、次回以降も皆様のご参加をお待ちしております。
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