マコガレイ

岩手~宮城にかけての三陸周辺で盛んに狙われているターゲット。湾内の養殖施設周りに船を固定する「かかり釣り」と、湾内外の幅広い範囲に船を流す「流し釣り」がある。流し釣りであれば、厳冬期を除いてほぼ年中狙えるが、湾内のかかり釣りは春から晩秋までの釣り。

メバリング

陸っぱりのメバルのルアーフィッシング=メバリング。ソルトのライトゲームの代表格で、基本の釣り方さえマスターすれば、比較的手軽に数が釣れる人気ターゲット。メバルは藻や障害物に着くロックフィッシュだが、夜などは浮いてエサを捕食する習性があり、中上層からもヒットする。

ナメタガレイ

東北ではナメタガレイと呼ばれることが多いが、正式な和名はババガレイ。12~2月前後の「子持ち」の時季が最も価値が高く、正月に子持ちナメタの煮付けを食べる習慣がある仙台周辺では子持ちのメスに1枚1万円前後の値がつくことも。磯や防波堤からの投げ釣り等でも釣れるが、一般的なのは船釣り(ここでは船釣り中心に紹介)。基本的な狙い方はマコガレイ等とほぼ同様で、地域と季節によって狙う水深などが大きく異なる。

クロソイ/陸

ボートロックや船釣りはもちろん、陸っぱりからでも東北各地の漁港や磯などで狙うことができるメジャーターゲット。陸では主に夜釣りで狙い、平均的に釣れるサイズは15~30cmくらいが中心だが、40UP、50UPの可能性も。ここでは防波堤、磯からのルアー、エサ釣りの基本をご紹介します。

ハゼ数珠釣り

マハゼの数珠釣り(数珠子、じゅずっこ釣り、じゅず釣り)は塩釜・松島湾周辺に伝わる伝統釣法。ハリは一切使わず、数珠状にした虫エサ(イソメ・ゴカイ類)を魚に咥えさせて釣り上げる。

ちょい投げ

初めてでもカンタンに楽しめて、ファミリーフィッシングでも人気の投げ釣り。ここではコンパクトロッドやルアーロッドを使ったいわゆる「ちょい投げ」の初歩を解説しちゃいマス。

サビキ釣り

ファミリーフィッシングやビギナーさんにも人気なのが、陸っぱりからアジ、小サバ、イワシなどの小型回遊魚を手軽に狙えるサビキ釣り。ここでは港内の岸壁から比較的安全に楽しめる「竿下サビキ」の方法を解説します。

SPJジギング

通常のジギングに比べハードなジャークが必要なく、青物はもちろん根魚などにも有効ということで人気が高まっている「スローピッチジャーク」のジギング。スロージギングと呼ばれることもあるが、スロージギングは別の釣り方を指す場合があるため現在はスローピッチジャークとして広まってきている。ここでは「スローピッチジャーク」に必要なモノから釣り方まで塩釜港・東北丸の寺島翔平船長に解説していただいた。

タラジギング

これまで深場のマダラ釣りというと道具も高価なためなかなか手を出せない釣り物だったが、タラジギングが広まったことにより東北の冬場の貴重なターゲットとして人気が急上昇!

オキメバル

オキメバルは東北各地の水深100~150m前後の中深場で釣れる沖釣りの人気ターゲット。東北ではほとんどの場合、標準和名「ウスメバル」を指すことが多い。秋田のテリ釣り、岩手でメガラ釣り、宮城でアカガラ釣りと各地で呼び名が異なり、タックル釣り方も地域によって若干の違いがある。