磯釣り・クロダイ釣り入門ガイド【2】ガン玉編
クロダイ釣り(ウキフカセ釣り)、磯釣りの基本を亥飼真司さんが紹介します。
ウキ仕掛けを作るために重要なのがガン玉(オモリ)の知識。ここではウキや仕掛けの説明をする前に、ガン玉のサイズ表記について紹介します。
まずは仁丹、ガン玉、錘の号数を理解する
ウキフカセ釣りで使うガン玉は小さいながら、とても大きな役割を果してくれます。ガン玉がなければ全く釣りにならないと言っても過言ではありません。
しかし、ガン玉の表示は独特で、初めての方には分かり難くいと思います。ウキフカセ釣りで使うウキの浮力表示もガン玉と同じになっています。仕掛けを組み立てる上でガン玉を理解しないとウキも選べませんので、今回はガン玉の号数(重さ)を紹介していきたいと思います。
ガン玉の表示にはBや2B、3Bと言ったBと表示される号数と1号、2号と号で表示されるものに分けられます。
Bより小さな(軽い)ガン玉をウキフカセ釣りの世界ではジンタン(仁丹)、ジンタンオモリと言い、表示に~Bとはつかず、数字のみの表示となり一般的には号数での表示となります。
間違えやすいところでガン玉とオモリ表示がありますが、ガン玉の1号とオモリの1号では1個の重さや、重さの順番も変わってきますので注意が必要です。そんな紛らわしさもあり、各メーカーから号数の頭にJやGなど(ジンタンのイニシャル等)を付けてオモリとの違いを明確化している商品もあります。
それでは下に分かりやすい様に軽い順からならべてみました。(ジンタンサイズは号ではなくJで表示し、号はオモリの表示としました)
J8→J7→J6→J5→J4→J3→J2→J1→B→2B→3B→4B→5B→0.5号→0.8号→1号→1.5号
この様にジンタンは重くなるほど号数(数字)が小さく、Bから上は順に大きくなっていきます。Bを基準として、Bから上は数字が大きくなる程重く、Bから下は数字が大きくなる程軽くと覚えておくと分かりやすいかもしれません。
次にガン玉の重さ(自重)を紹介したいと思います。
ウキの紹介の所でも少し触れましたが、2Bのガン玉はBのガン玉が2個でB+B=2Bとはなりません。3Bでも同じでB+B+B=3BもしくはB+2B=3Bとはならないのです。オモリの重さもそうですが1号=1gではなく、3.75gとなっています。ガン玉のBの重さは0.55gで2Bの重さは0.75gなので、Bを2個足しても2Bにはならないのです。
ガン玉の重さも下に表記しておきますので、目安にして頂ければと思います(重さには多少のバラツキが有る物もあります)
【ジンタン】
J8=0.07g、J7=0.09g、J6=0.12g、J5=0.17g、J4=0.20g、J3=0.25g、J2=0.35g、J1=0.45g
【ガン玉】
B=0.55g、2B=0.75g、3B=1.00g、4B=1.30g、5B=1.65g
【オモリ】
0.5号=1.87g、0.8号=3.00g、1号=3.75g、1.5号=5.62g
これらを頭に入れたうえで、次回はウキと仕掛けの作り方を紹介します。
※画像・テキスト/亥飼 真司