釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 宮城県南サーフ仲間と楽しむ盛期のフラットフィッシュ

    編集部 2023年8月22日 更新

    フラットフィッシュのハイシーズンを迎えた宮城県南サーフにバレーヒルフィールドスタッフ浅野さんと助っ人の繋釣会メンバー、県南サーフアングラーの仲間たちで挑んだ。今季の県南エリアは厳しめのシーズンが続いていたが、前日のプラで好ポイントを発掘!記録的な好釣果に恵まれた。
    ※2023年8月時点の情報です。



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    今季の宮城県南サーフの状況は?

    今季の県南サーフのフラットフィッシュは今一つパッとしない状況が続いていた。「例年6月も後半に入れば状況は徐々に上向くはずなんですけど、今年は思わしくないですね。1尾釣った後、2尾、3尾がなかなか続かないんですよね」と浅野さん。現に今回の取材は7月初旬を予定していたものの、釣況が思わしくなかった事から延期になっていた。

    そんな中、釣況が好転したのは梅雨が明けた7月中旬過ぎ。ポツポツながらも釣況が上向いてきた事から、天候と潮汐のタイミングを見ながら7月30日に釣行した。

    当日は5時半にスタートフィッシング。中潮の下げいっぱいから始めて、潮止まりからの上げのタイミングを狙った。

    県南サーフは遠浅なので遠投が釣果を左右する大きな鍵となる。干潮前後は手前の地形が干出して立ち位置が前になるので、ターゲットまでの距離が近くなり、ポイントをピンで狙うことが出来るベストな時間だ。また、ターゲットとの距離が近くなる分、遠投メインで使用していたメタルジグやシンキングペンシル以外にも、ジグヘッドワームやミノーといった選択肢が増えることで幅広い釣りが展開できヒット率も高くなる。

    「今日のポイントは、いつもエントリーしている場所ではないんです。実は昨日、仲間と新規開拓も兼ねながらプラクティスしていて、この場所に二人でエントリーしたんですけど、それが当たっちゃったんですよね」
    「数時間で2人で6本も上がったんですよ。もう取材当日はここしかないと思って。爆釣とまではいかなくても姿が見れればラッキーですね。前回の取材はコケましたから」と心配と期待は半々。

    そんな浅野さんの心配とは裏腹に期待の方が勝る結果、見事予想は的中した。日の出後の朝マヅメ、開始早々からパタパタと釣れ始まった。一足先にエントリーしていた助っ人メンバー達のロッドが次々としなる。その好機を逃すべく浅野さんもファーストブレイク奥までロングキャスト。ルアー着底後のリトリーブ、そこからのヒット、一投目からの快進撃。幸先の良いスタートとなった。

    早朝5時半、エントリー地点に到着し準備に取り掛かった。直近の釣況を共有しながら釣り談議に花が咲いた

    早い時間からエントリーしていた繋釣会&県南メンバーと合流し実釣。入ったタイミングがズバリマッチ、連続ヒットとなりプチフィーバーに突入!
    早い時間からエントリーしていた繋釣会&県南メンバーと合流し実釣。入ったタイミングがズバリマッチ、連続ヒットとなりプチフィーバーに突入!
    活性高い好機を逃さず。浅野さんも開始1投目で渾身のヒット。「マッドピンク 沖までロングキャストし、着底してからゆっくり5~6回リトリーブしてからのゴツンと入りました」と満面の笑み。幸先の良いスタートとなった。次から次へとロッドが大きく曲がり繋釣会、県南メンバーも数を重ねる。数人が集まっての釣果写真が撮れることなんて滅多にないチャンスとばかりにパチリ

    マゴチのヤル気スイッチは入りっぱなし。満潮から下げ潮のタイミングでエントリーしたことで沖目を広範囲に探る事が出来た。遠投性に優れたなシンキングペンシルでファーストブレイクや竿抜けポイントを狙い撃つ

    遠浅サーフが続くエリアで飛距離は最大の武器。ウエイト選択は、その時の状況に合わせアクションを感じボトムが取れることが重要。レンジをコントロールして次のヒットを狙った

    実釣開始から1時間半。マゴチのコンディションは依然良好でコンスタントに上がっている。そんな中、ヒットを重ねる浅野さん。中潮の下げいっぱい。立つ位置が前に出て、ターゲットのマゴチまでの距離が近くなり、ポイントも狙いやすくなったのもヒット率が高い一因

    移動しながら適格なポイント選定からのヒット。県南サーフアングラーで釣果投稿企画にもご協力いただいている山本さん

    小さなバイトも逃さずヒット。繋釣会の佐藤さん

    打ち寄せる波を読みながらキャッチ。そしてナイスファイトと称えながらリリース。繋釣会の布川さん

    遠投して沖側を攻める戦略でサイズアップ

    スタート時は手前での反応が良かった事からプラグやワームで狙うも、サイズが出なかった事から、中盤以降は良く飛ぶシンキングペンシルやジグで沖を探ることにした。これが功を奏したのか50cm前後の良型を次々にランディング。中には60cmアップも姿を現した。

    この日は朝から11時迄の半日釣行にもかかわらず、浅野さんを含むメンバー8名のトータル釣果はマゴチ62本+エイ2匹。今季一番の大爆釣となった。

    この日一番のビッグワン62cmのマゴチを釣り上げた繋釣会副会長の玉渕さん。自身のレコード記録を塗り替え満面の笑み。60cm級になると顔もデカイ、そして魚体の幅、厚みも増す

    時間とともにマゴチのコンディションも変化する。さっきまで当たっていたルアーが、スレなどのために反応が薄くなってしまうことも多々。浅野さんはマゴチのコンディションを見ながらルアーをローテーション。シンキングペンシルやメタルジグ、バイブレーションにジグヘッドワーム、ミノーと状況に合わせてヒットルアーを選出

    [浅野さん使用タックル]
    ■ロッド:ValleyHill「cyphlist FLATSABER CFSS-106M/FLAT」
    ■リール:SHIMANO「22STELLA 4000MHG」
    ■ライン:SHIMANO「ピットブル」0.8号200m
    NEWサイファリスト フラットセイバー」(バレーヒル)
    2022年に完全リニューアルした新フラットセイバー。サーフ対応のオールラウンドモデルの99MMと広大なサーフで定番レングスと言えるロングキャスト可能な106M、さらに近年人気のベイトリールを用いたロングキャストに対応した99MM(ベイトモデル)の3本をラインナップ。今回、ロングロッドの106Mを使用した浅野さん、「遠浅なのでロングキャストは必須だと思い、このレングスをセレクトしました」


    バレーヒル
    遠浅サーフで必要な遠投性能に繊細さも合わせ持ち、あらゆるサーフの釣りを幅広くカバー可能。
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    潮止まりとなり小休止。前半戦の釣況を共有し後半戦に備えた。今度は下げ止まりからの上げ始め

    日差しがジリジリと水面を照りつける。マゴチは照りゴチとも呼ばれるように日が照っている時も良く釣れる。潮も動き始めコンディションは上々。そんな中、ファーストブレイク奥のカケアガリで浅野さんがヒット

    ゆったりとしたスイミングアクションで存在感をアピール。ヒットルアーはシンキングペンシルの「Beach Walker Wedge 120S(谷山オリジナルカラー)」(デュオ)。限定色の南国トロピカル
    釣り上げたマゴチが吐き出したカタクチイワシにも見えるベイト

    「よっしゃー、ヒット~」元気100倍、繋釣会きってのムードメーカー的存在な草刈さん

    自分のスタイルでマゴチを連発する県南サーフメンバーの佐藤さん

    県南サーフメンバー佐藤さんの甥っ子で本日の竿頭。浅野さんとほぼ同時にヒットし一緒にパチリ

    手前でのヒットも数多くあるもののサイズは伸びず。沖目のポイントで良型が多数上がっていた。沖目はどれも50UP

    秋シーズンも期待大!な宮城サーフのフラットフィッシュ

    県南サーフではマゴチがピークを迎えており連日好釣果が聞こえている。そろそろ夏も終盤、季節が秋へと移行すると今度はヒラメの釣果も期待できるシーズンの到来だ。

    「潮の上げ、下げで立ち位置が変わると浅いように見えて深かったり予想にもしなかった高い波がきたりするのでライフジャケットは必ず着用してください。足下近くにエイがいることもあるので、ウェーダーの着用をオススメします」と安全面を考慮して釣りを楽しんで欲しいと浅野さん。

    今回取材協力いただいた繋釣会をはじめ県南サーフメンバーの皆さんは釣行時のゴミ収集を都度行っている他、年に数回、大規模な清掃活動を実施し気持ち良く釣りができる環境保全にも力を入れている。後世に継ぐ綺麗な砂浜で、気の合った仲間達とフラットフィッシュを釣る。最高の至福。

    この日一番の大きなアタリ。ロッドのしなりからも重量感が感じ取れる。なかなか近くまで寄せられず苦戦、「あれ、もしかしてヒラメの様に平たいけど・・・」。波が寄せるタイミングを見図りながら徐々に波打ち際まで近寄せると予想通りのエイの姿が。浅野さん苦笑い
    ほぼ同時刻に草刈さんにもエイがヒット。エイの尾には毒針が付いており、万が一刺されると激痛に襲われる。フックを外す時は注意が必要。草刈さんは鞭のようにしなる尾を足で押さえて固定させ慎重にすばやく外していた
    素晴らしい釣果に恵まれたのも楽しい仲間がいたからかな。フラットフィッシュ最高!

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    ※取材協力/バレーヒル



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