釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 令和のチカサビキ釣り調査隊~宮城・南三陸編~

    編集部 2024年12月24日 更新

    以前は秋から冬の堤防釣りでよく釣れたチカだが、ここ10年ほど年々魚影が少なくなり、ここ数年の高水温傾向もあってほとんど釣果の声も聞こえなくなってしまった。当編集部でチカ調査隊を結成し、チカ用サビキ仕掛けを持って調査してきました。
    ※2024年12月取材。

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    かつて宮城のチカ釣りのメジャースポットだった志津川湾へ

    チカはワカサギなどに近い仲間の海水魚で、三陸沿岸や北海道では沿岸でかんたんにみられる魚(だった)。宮城では県北の十三浜から南三陸、気仙沼にかけてどこでも狙うことができたが、ここ数年は釣れたという話を全く聞かなくなってしまった。

    岩手に入ればいくらか釣れる可能性はありそうだったが、調査隊(といっても隊員は営業Sと編集Kの2人だけだが)は宮城県内の可能性を信じてかつてメッカだった志津川湾を目指した。仙台・大崎から三陸道を経由し南三陸インターを降りて志津川湾へ!

    県北方面へ行く時の起点として便利な道の駅三滝堂からスタート。沿岸はコンビニなども少ないので、ここで食料なども補給しておくと良いだろう


    三滝堂ICから三陸道の下り線に入り、南三陸海岸インターチェンジから志津川湾へ向かった

    志津川湾の漁港はかつて、ほぼどこの港でもチカがみられた。2017年の取材時にチカがよく釣れていた場所を参考に、順に回ってみることにした。


    かつてはこんな感じでチカが釣れていました
    1か所目は北西風を正面から受けるため×。風裏を求めてきた2か所目、風は大丈夫だが魚影が全然見つからない


    試しにコマセを少しだけ撒いてみる。魚が居ればこれで多少の魚影は出てくるはずなのだが


    一応、仕掛けも落としてみたが、釣れる気配がなかったのでここはあきらめることにした
    振り出し式のコンパクトロッド「うきまろッド&リールスピニング UK8012」(がまかつ)


    仕掛けは元の仕掛け巻きに巻きなおして、ロッドを縮めればこんなにコンパクトになるので、ラン&ガン時の場所移動もラクラク

    Gamakatsu(がまかつ)
    コンパクトロッドとスピニングリールのセット。
     

    魚のいる場所を探して場所移動

    やはり魚のいる所でないとお話にならないということで、まずは他の釣り人の姿を探すことにした。3か所目、数人のベテランさんのいる岸壁を見つけ、お話をうかがうとアジが釣れている模様。常連さんの隣に入れてもらい調査再開。

    常連さんのビクはアジで一杯。朝方に釣れたあと喰いが止まっているとのことだったが、また釣れ始めるはずなのでここでやってみることに
    船の係留ロープを避けつつ隣のスペースに入らせてもらった
    ほとんど魚影は見えなかったが、アジが釣れてきた
    仕掛けは「相馬サビキ堤防スペシャル仕掛」(がまかつ)。宮城、福島エリアの定番サビキ「相馬サビキ」のハリ数を減らしてコンパクトロッドやルアーロッド等で使いやすくした商品

    がまかつ(Gamakatsu)
    相馬サビキシリーズは不思議とこの仕掛けにしか釣れないこともあるマストアイテム!
     

    相馬サビキのバケはこれにしか釣れないということもあるほどよく釣れます
    カジカ類の小魚
    「うきまろ のべ竿 UK8016」(がまかつ)は軽くて足下の釣りなら手返しよく狙える

    がまかつ(Gamakatsu)
    1.5~2.4mのラインナップから選べる。
     


    のべ竿の場合はリールが無いため竿の長さに合わせて先糸を結び、チカ仕掛けを付けて使った。チカ仕掛けの赤いオモリも誘いになる
    チカ用の小さめのハリに皮付きの「チカ皮付仕掛」(がまかつ)。アミコマセをまぶして使うスピードタイプや、コマセのニオイで喰いを誘うスピードウーリー仕様もあり

    がまかつ(Gamakatsu)
    チカバリ(白)と金袖バリ使用。チモトの赤白交互配置も誘いになる。
     

    12月に入ってもまだまだアジが好調

    アジが集まって一時入れ食い状態になり、楽しくなってチカ調査に来たことをスッカリ忘れてしまったほど。釣れる状態になると何を入れても釣れそうだが、次第にお腹いっぱいになるのか喰いが渋くなってきた。

    チカ釣りのベテランになるとあまりコマセを撒かずアミコマセの上澄みだけ使うような技があるように、シンプル簡単な釣りだが、スレさせないように釣るテクニックもあるのが面白い。

    かなりアジが寄っている状態。この中にチカも混じってくれると良いのだが
    ゲストのサバ
    こちらはサッパ
    常連の方はみなさん下カゴ式を使っていると聞き、「うきまろサビキ GOGO!」(がまかつ)も試してみた。下カゴ式は狙いダナに自然にコマセをなじませやすい。うきまろウキが目で見て分かりやすく、カエシなしのスレバリの3本バリなので、子供さんと一緒に楽しむ時も安心!


    後半渋くなってきたがポツポツと追加し
    チカは出なかったものの、アジとサッパをお持ち帰り
    釣りをした後はゴミなどの片付けとコマセや餌を洗い流しておくのも忘れずに!

    小鯵が釣れたらコレ!アジの南蛮漬け

    持ち帰った小アジは定番の南蛮漬けにしていただいた。下処理は最初に外側のウロコとゼイゴを取り、腹を開いて内臓を洗い流す。小型魚なので小出刃があるとやりやすいが、三徳包丁でも余裕。そのまま片栗粉をまぶして揚げて、土佐酢に漬けるだけ。


    片栗粉(お好みで小麦粉でもOK)をまぶしてカラっと揚げる。小アジは骨もやわらかいが、二度揚げにすると食べやすくなる
    野菜はピーマン、タマネギ、ニンジン。漬けダレはメンツユベースに酢とみりんで適当に味を調えたもの(レシピサイトなどを参考に好みに合った味付けで作ってみてください)
    キッチンペーパー等で油を切って漬けるだけ
    1日ほど置いたもの。さっと漬けてすぐに食べても良いし、数日寝かせても大丈夫

    というわけでアジ釣りは楽しく、食べても美味しくて最高でしたが、チカ探しは結果が出ませんでした。宮城県北か岩手南部まで北上すれば釣れるのか?最後まで読んでいただいたみなさんからの情報も募集中です。今後の調査隊の成果にご期待ください!

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    ※取材協力/がまかつ

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