釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • Hapyson×津本式 マルチ絞め具で魚種ごとの絞め方を解説!

    編集部 2024年8月28日 更新

    ハピソンガールみなせちわちゃんとハピソンプロスタッフおがP(尾形慶紀さん)の2人は雄勝湾から追波湾に釣行!今回はハピソン×津本式コラボシリーズ新商品の「計測マルチ絞め具」を使用し、いろいろな魚種の絞め方を実演・解説するという企画。自分たちが釣った魚以外にも、周りの遊漁船で釣れた魚もお借りして脳締め&血抜きを撮影しました!
    ※2024年8月掲載。


    雄勝湾沖でキャスティングしながら追波湾へ移動

    取材日の8月上旬頃は追波湾のタチウオがようやく盛期を迎え、ワラサ、サワラなど青物の回遊も始まったタイミング。ジギングやバチコンでいろいろな魚種が釣れるはずということで、尾形さんの遊漁船GROOVYで雄勝湾から追波湾に出船した。

    湾外の根周りで魚探の反応を探していると、さっそくトリヤマ発見。ちわちゃんはキャスティングで狙おうとしたものの、群れの足が速いのか船が近付く頃に鳥は沈んでしまった。続いて大須崎周辺ではサラシ撃ちも試してみたが異常なし。盛期のタチウオ船で賑わう追波湾へ向かうことにした。

    雄勝の大須崎周辺
    キャスティングで狙ってみたが、回遊魚は船が近付く頃には沈んでしまった
    サラシ撃ちはシーバスや根魚に期待したが、この日は残念ながらお留守だったようだ


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    Hapyson「計測マルチ絞め具」津本式シリーズ第5弾として登場!

    ハピソンと津本式シリーズのコラボ第5弾として登場した釣魚の活絞めに特化したアイテム。これまで津本式マルチハサミに搭載されていた絞め具を大小の2サイズ搭載。大きいほうは10kgくらいまでの大型魚に対応し、小~中型魚に向いている絞め具(小)と使い分けることで、大小様々な魚種の脳絞めをこれ1本で可能にした。神経絞めの際の神経穴の調整にも使えるフィッシュピックは小アジなど小型魚の脳絞めにも適する。

    さらに津本式のアサシンナイフを参考にした形状のナイフは、エラ蓋の隙間から鰓膜を切って血抜きする時に活躍。すき間から入れて中骨の下をかき切るようにして血抜きをしやすい。

    ナイフ、絞めツノは錆びにくいようフッ素加工を施し、折り畳まれているものを引き出した際に自動でロックされるので力をかけても安心。計測アプリと連携してサイズを測れる計測マーカーもプリントされている。

    津本氏考案!計測マルチ絞め具
    [搭載機能]
    フィッシュピック
    絞め具(大)
    絞め具(小)
    ナイフ
    計測マーカー

    ハピソン(Hapyson)
    これ1本でいろいろな魚を船上で絞めることが可能。
     

    追波湾に到着!まずはアイナメを絞める

    追波湾に到着し、まずは歌津からきている大隆丸・牧野船長にご挨拶。続いてすぐ近くの名振から出ている黄色い船がトレードマークの名勝丸・山根船長からTELで「いいアイナメが釣れたよ」と連絡をいただき、アイナメをお借りして血抜きの処理をさせてもらうことに。

    黄色い船体がよく目立つ名勝丸。山根さんはとても優しい船長さんなので初心者や女性アングラーも安心して乗船できます
    釣りたてのまだ生きている良型アイナメをご提供いただいた
    アイナメくらいの中型の魚は絞め具(小)で脳締め。エラ蓋と並行して内側にある線と、側線の延長線上が交わる辺りを突くと簡単に絞めることができます
    エラ蓋の隙間からナイフを入れ、中骨の下の鰓膜を切ると血がでてくるので、海水を満たしたバケツでフリフリ
    「血抜きの処理をしたあとバケツに放置しているのを見ますが、それだと残った血が固まってしまいます。エラ蓋の中に指を突っ込んでフリフリすることで、魚に残った血が固まるのを防ぎ、上手に血抜きすることができますよ」と尾形さん。血抜きしたアイナメはすぐ名勝丸さんに返した。あとはクーラーで冷やして持ち帰れば完璧だ

    ちわちゃんジギングで良型サバをキャッチ!

    GROOVYもジギングで釣りを開始すると、ほどなくちわちゃんファーストヒット!釣れてきたのはマズマズのサイズのマサバ。サバならお任せということでちわちゃんが脳締めに挑戦した。

    ジギングで釣れてきたのは
    釣れてきたのは十分に美味しそうなサイズのサバだった
    サバの場合もエラ蓋の内側の線と側線の交わるあたり、少し凹んで絞め具が入りやすい点があるのでそこを脳締め(絞め具は小でOK)
    中骨の下側からエラの付け根を切り、血が出てきたらフリフリ。回遊系のサバはかなり血が出るのでしっかりフリフリ血抜きしておこう
    血抜きしたらすぐに水氷にIN。さらに帰宅後、腹を捌いた時に「充電式アニサキスライト」でアニサキスをチェックすれば安心して美味しいサバを食べることができる

    ハピソン(Hapyson)
    便利な充電式になって長持ち、明るさもアップしてアニサキスを見付けやすくなった。
     

    ヒラメの脳絞めと血抜きを解説

    サバを撮影したすぐあと山根船長から「今度はヒラメが釣れたよ!さっき釣れたやつの方がもっと大きかったけど、どうします?」。ちょっとコツが必要なヒラメの脳絞め、是非とお願いしてやらせていただいた。

    イチバン美味しいと言われるサイズの食べ頃ヒラメだ
    ちょっと難しいヒラメはおがPに担当してもらった。裏側の白い方を上にして、エラ蓋の内側の線が側線の先と交わりT字になっているあたりが目印。「絞め具小でも力いっぱいに刺してしまうと突き抜けてしまうので、刺す時は真ん中の硬い部分に当たるくらいまで。そこでグリっと回すと神経に触って尾が動くのでそれでしっかり絞まります」
    エラ蓋から鰓膜を切って血抜き。ヒラメの場合は有眼側からもやっておくと確実
    しっかり絞められたヒラメ。すぐに名勝丸のお客さんにお返しした。冷やして持ち帰れば美味しく食べられるはずだ

    バチコンで釣れたマアジもちゃんと血抜きする

    まだ魚種を追加できそうだったが、風が少し強まり帰りの心配が出てきたので、雄勝湾に戻ってバチコンをすることに。前日のお客さんはメバルを一杯釣っていたそうだが、ちわちゃんに来たのは20cmくらいのアジ。アジなど小さめの魚種は血抜きまでしない人も多いが、ワラサや青物などと同じ回遊系の魚種。脳締めと血抜きをしておくと、刺身などにした時さらにおいしく頂くことができる。

    アジを絞める際はこのフィッシュピックが活躍
    場所は先ほどのサバなどと同じ、エラ蓋の内側の線と側線の延長線上に刺す。血抜きはエラの内側をサッと切って、フリフリすると意外なほど血が抜けるはずだ

    ということで、今回は名勝丸の皆さんの協力もあって、アイナメ、サバ、ヒラメ、アジの4魚種の脳絞めと血抜きを撮影することができた。釣りが忙しい時でもちゃんとフリフリ血抜きをして、血抜き後は速やかに氷水で冷やすことが重要。計測マルチ絞め具で丁寧な処理をした魚のおいしさの違いを皆さんも味わってみてくださいね!

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    ※取材協力/ハピソン


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