岩手県陸前高田市の堤防釣り場を紹介します。こちらのページでは高田松原から広田半島の広田漁港にかけて、広田湾沿いの漁港を取材した様子をまとめました(2018年12月取材時点の情報です)
※漁港、岸壁で釣りをする時は必ずゴミを持ち帰り、周囲とトラブルなどの無いように気を付けて楽しみましょう。
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両替漁港(りょうがえ)
広田半島へ続くアップルロードの「両替」の看板を目印に進み防潮堤をくぐる。漁港は広い岸壁に防波堤が2本。奥の長い防波堤が中心の釣り場。取材をした時は港内でチカがよく釣れていた。
海岸線は防潮堤で囲まれている。この出入口をくぐって漁港に入る
漁港に入ると広い岸壁が(漁師さんが作業中の時は注意)
真ん中の短い方の防波堤
漁港の周りには養殖用の筏が点在
港内にはアマモが寄せられていた。周囲に藻場が多く、魚も育ちやすい環境なのが分かる
漁協施設前の岸壁。養殖作業の排水が流れ込むため魚が集まりやすい
奥の長い方の防波堤でチカ釣りをしていたお二方
「名人」と呼ばれていた方のバケツ。良型チカで一杯
ポンポンとチカを釣り上げていた
1本バリのミャク釣りで狙う。こちらの方が釣り方を解説してくれた
エサ、コマセはアミエビ(イサダアミ)が基本。コマセはたまに少量を撒く程度
小さいオモリを打っただけの1本バリ仕掛け。ミャク釣りはコマセに集まるチカを見ながら、付けエサを食った瞬間にアワせるのが楽しい。付けエサはふつうにアミエビでもいいのだが、すぐに無くなってしまうような場合は鶏皮を小さく切ったものを付けるとエサ保ち抜群だそうだ
鶏の皮はハサミで小さく切ってハリに刺す。エサ付けはハリ先を隠すようにするのがキモで、実際これだけでも十分に食ってくる
養殖作業場から濁りが出るとエサが見えなくなってアワせられなくなるため、たまに移動しながら狙っていた
チカを釣っていた長い方の防波堤
ここの防波堤は風除けがあるのも釣りやすいそうだ
大陽漁港大陽地区(おおよう)
広田半島線のモビリアの先のトンネルを抜けてすぐの漁港。3か所の小漁港からなる真ん中の漁港。太陽(たいよう)ではなく大陽(おおよう)
ゴロタ浜と砂浜に防波堤が1本出ている小漁港で、根周りのアイナメ、ソイ。投げ釣りのカレイも狙える。
港内の岸壁は広い
防波堤の外海側はゴロタの浜になり、根魚を狙える
テトラ帯は高さがあり無理は禁物
防波堤先端付近から投げ釣りも面白い
大陽漁港越田地区(こえだ)
大陽の一つ隣の越田地区。ここは港内が浅い砂浜になっていて、砂地と根が複合された釣り場。駐車スペースが狭いので、漁師さんの邪魔にならぬように。空きスペースが無いようなら規模の大きい広田漁港などに移動しよう。
港の外側は鳶の巣崎への磯場
港内は船揚げ場のスロープと砂浜、砂利浜。駐車スペースは1、2台程度なので、漁業作業中などは釣り人は遠慮した方がいいだろう
メインの釣り場になる防波堤
港内は浅い砂地
外側は磯と隣接し、根が多い
防波堤の港内側は浅く、係留船やブイもあるため釣りは×。投げ釣りは先端付近から漁船の往来に注意して
広田漁港(ひろた)
広田半島の中では最も規模が大きい漁港。漁港施設のある広い岸壁を中心に、左に船溜まり、右に大きな防波堤がある(正面の長い防波堤は沖提になっている)
右の防波堤周りは探り釣りや投げ釣り。中央の岸壁付近はチカ釣りやサビキ釣り、ちょい投げで小型のカレイ、アイナメ。ソイやメバルなども狙える。シーズンによってムラはあるが防波堤周りはイカ釣りの実績もある。
岸壁左側の船溜まり。係留船やブイを避けて夜釣りでソイやメバルを狙える
中央の広い岸壁。フォークリフト作業や網干しなどの作業の邪魔にならないようにしよう
港内中央の小防波堤。探り釣り、ルアーでソイ、メバルを狙えるほか、ちょい投げで小中型のカレイ、アイナメも(係留船に注意!)
港内に養殖棚のブイがある時は、投げ釣りなどは引っ掛からないよう気を付ける(対岸の沖提は渡れない)
右側の大きい防波堤付近は探り釣りやルアーでアイナメなど根魚を狙える。投げ釣りもできるが根掛かり対策が必要。漁業作業中や工事中は釣りを控えよう
中央の岸壁もちょい投げ、探り釣りやサビキ釣り、チカ釣りを楽しめる。漁業作業中は迷惑にならぬよう配慮して楽しもう
左側の短い堤防周辺はソイなど根魚に期待できる
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