釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 2023年11月堤防ロックフィッシュバトル開催報告!前編・実釣~検量

    編集部 2024年4月15日 更新

    2023年11月12日(日)、毎年恒例となりつつある「秋のロックフィッシュバトル雄勝波板」を開催した。11月半ばは例年であればスポーニングシーズン盛期の頃だが、高水温の影響などでようやくシーズンに入ったばかり。今回よりレギュレーションを少し変更して個人戦とチーム戦を別々に実施した。レポート前編は釣りTiki東北イメージキャラクターの千葉めぐみさんらゲスト実釣から検量写真、ブース出展の模様までをまとめてお届け。



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    個人戦、チーム戦あわせて96名が参加

    東北地方の太平洋側では例年10月頃から翌年1月一杯頃まで楽しめるはずの、スポーニング期のロックフィッシュゲーム。近年は海水温の上昇などでシーズンが後ろにズレ込むことが多くなっているが、今シーズンは近年でも異常なレベルの高水温により、本来東北ではみられない魚種も多くみられる秋になっている。

    そんな状況を考慮し、例年であれば10月半ばに実施してきたこの大会の日程を11月中旬に設定。定員の100名を少しオーバーするエントリーがあり、体調不良などによる欠席者を除く96名のロックフィッシュファンに当日お集まりいただいた。

    今大会の大きな変更点として、これまでのチーム戦と個人戦同時エントリーする方式から、チーム戦か個人戦のどちらか一方にエントリーしていただく形式に変更した。チーム戦は2人から3人のチーム全体で3尾検量、個人は一人2尾を検量。検量対象は25cm以上のアイナメ、ソイ類で、25cm未満および入れ替え魚は資源保護のためリリース。また、根魚類の資源保護のために基本的にライブフィッシュを推奨として、デッドフィッシュはペナルティとして1尾につき100g分マイナスとした。

    受け付けをお手伝いしていただいたスタッフのみなさん。ここにいない駐車場スタッフの方含め、いつもありがとうございます

    開会式のMCはおなじみ、釣りTiki東北イメージキャラクターの千葉めぐみさん。協賛のメーカーさんを代表して、ベイトブレスの谷野社長よりひと言、「新しい魚が差してきて、皆さんがロックフィッシュを手にできますように!」エールをかけていただいた

    MCの千葉めぐみさんは雄勝湾周辺漁港で実釣

    選手を送り出した後、ゲストMCの千葉めぐみさんもちょっとだけ実釣タイム。今回はオーシャンルーラー、ゴメクサス相澤さん、フィッシュアロー、ケイドリームのクミちゃん達と一緒に近場の雄勝湾周辺漁港を回ることにした。相澤さん、クミちゃん親子も大会にエントリーしているので、本気でキーパーをキャッチしたいところ。

    初夏の大会で根魚以外が釣れた場所。夜釣りの方がアジを釣っていたので、まだ暗いうちはアジが混じるかも?とライトタックルで狙ってみるが・・
    先行していた方にお聞きすると「夜はアジが釣れていたんだけど、もういなくなったみたい」。目の前で釣れてきたのは小型のエソ。今秋の高水温を実感できる釣果
    防波堤周りはフグが多く、小さいアタリはあるのだが根魚は出ず

    夜釣りでアジが釣れていて、外道にエソが釣れてくるなど、根魚シーズンにはまだ早い雰囲気。フグのアタリも多く、早々に場所変えを考え始めた頃、離れたところから何やら騒がしい声が聞こえてきた。

    防波堤で釣っていためぐみさん一行からはちょっと離れた、港内の岸壁の方で何やら釣れている様子


    近くへ行ってみるとエクリプスフィールドスタッフの今野智之さんと大槻さんの2人。カメラを回すと目の前でも連発し、めぐみさんもすぐ隣で釣らせてもらうことに

    根魚はいる場所、いない場所がハッキリと分かれる状況

    先ほどの防波堤周辺に比べてアイナメが寄っていそうなので、めぐみさんはエクリプスのお二人のそばで釣らせてもらうことに。ヒットルアーのエクリプス「パンチングシュリンプ2.5”」、大槻さんが使っているのと同じグリーンを分けてもらった。

    「めぐみさんそこにアイナメいるから!」今野さんに言われた場所に投げてみる
    水深は浅く、見逃してしまいそうな場所だが、藻のある周辺やちょっとエグれて深くなっている所にアイナメは集まっているそうだ

    釣り上げたのは相澤純さん、「え~これキーパー足りないんじゃ・・」と言ってましたが、ちゃんと25cmありました。バッカンで活かして無事検量。
    ヒットルアーはベイトブレス「T.T.SHAD」のカラーはスポーンシャッド。
    リグはオーシャンルーラーのブラス製中通しシンカー「インターシンカー」と、オフセットフック「エクストラホールド」
    このあと移動し、前回アイナメを釣った場所で、前回と同じ正座ロックを試すがヒットせず
    最後まで粘ったものの残念ながらタイムアップ

    場所を移動して時間まで探ってみたが、釣れたのは相澤さんのアイナメ1尾のみ。水温が高くフグなども多い中、アイナメはいる場所が限られるが、集まっている場所を見付けられれば何とかリミットメイクも可能か、という状況。地元で普段から場所を知っている人や、プラで良い場所を見つけている人は釣ってくるものと思われた。

    チーム、個人の検量写真

    検量場所の雄勝波板海岸駐車場に戻ってきた。釣果は中型のアイナメ中心ながら、良型が持ち込まれると周囲から歓声が上がっていた。検量後に撮影させていただいた、皆さんのがんばりの結果をまとめてご覧ください!

    ここで12時のチャイムが鳴って帰着締め切り。この時点で検量列に並んでいればOK!

    バレーヒル、ベイトブレス、ハピソン、メガネハウスおくやま、アピア、エクリプス、ナミイタ・ラボのブース紹介

    ここからは各ブースの出店内容やアピールの内容を紹介する。

    ブース紹介:バレーヒル

    バレーヒル社からはスタッフ藤井さんのほか、岩手のフィールドスタッフ東谷さんも会場入り

    優勝賞品にもなったロックフィッシュロッド「サイファリストHRXプロスペック」のほか、「ロックフィッシュライブウェル」「タモシャフト400」などサイファリストシリーズのロックフィッシュ商品を展示。また、宮城でも大人気のタチウオやバチコンなどオフショア用品も注目を集めていた。

    おなじみサイファリストグリーンの「サイファリストHRX」各種のほか、タチウオジギング用「ドラゴンスティック」、バチコン用のエントリーモデル「レトロベーシック」も見て触ることができた

    タチウオジギング用「ドラゴンQ」のほか、クワトロフックやツインアシスト、プロテクトリーダーなど「Valleyhillタチウオシリーズ」は充実のラインナップ
    バチコン、アジングに最適な小型ルアーの「アジテート」「アジータ」も並んだ

    ブース紹介:ベイトブレス

    「ティンカーバグ」「フラピンJr.」のアソートパックを参加賞として配布!これら新製品やオンラインショップオリジナルカラーのワームを展示、販売。谷野社長、谷野雅人さんやフィールドスタッフがロックフィッシュ、フラットフィッシュ、ワームテンヤタチウオやバチコン、ディープロックなどについての質問にも答えて大きく賑わった。

    特別価格500円でのワーム販売のほか、5,000円以上分入ったパックは3,000円で購入でき、さらに特典として湾バイブのオマケも付いて大好評!

    新商品の「ティンカーバグ」はプレッシャーのかかった漁港の根魚にもしっかりアピールし、バイトを誘うことのできるクロー系ワーム。コンパクトサイズながらボリューム感があり、細かいパーツの微波動で誘う「フラピンJr.」は開発者の鈴木隆ノ介さん自ら使い方を伝授

    ブース紹介:ハピソン

    ハピソンプロスタッフで遊漁船Groovy船長の「おがP」こと尾形慶紀さんがブースに立って対応した。根掛かりなどでリーダーの結び直しが多く、ロックフィッシュゲームでは特に重宝する「ラインツイスター」にUSB充電式の「充電式ラインツイスター」が登場!SNSでもバズって、最近ではイオンなどスーパーでも販売されて釣り人以外にも浸透している「津本式アニサキスライト」、アジング、メバリング、堤防エギングなど夜釣りに「充電式アジングライト」など人気商品多数!

    [ハピソンガールとおがPのチャレンジ釣行記もチェック!]

    ブース紹介:メガネハウスおくやま

    岩手県花巻市のメガネハウスおくやまからは、1級眼鏡作製技能士の奥山剛さんがブースに立ち、相談等に対応した。偏光レンズのサンプルを展示し、浪板海岸でレンズカラーによる見え方を試すことができたほか、手持ちのサングラスの傷ついたレンズの交換など色々な相談を受け付けた。

    偏光グラス、レンズを多数展示。豊富な偏光レンズカラーを試せるチャンス
    今回、レンズ交換したサングラスを花巻の店舗までに取りに行けないという方のため、返送時の宅急便送料無料サービスを実施した。イベント特典として実施することがあるので、SNS等でチェックして上手に活用していただきたい。
    [関連記事]11/12、11/19 メガネハウスおくやま(岩手県花巻市)出張相談

    ブース紹介:アピア

    社員でありプロスタッフでもある佐々木俊さんが常駐。「グランデージブルート」全機種の他、「パカスカ」「サポートベスト」などの展示を行い注目を集めていた。

    ブース紹介:エクリプス

    実釣取材中にお会いしたエクリプススタッフの大槻辰也さんとエクリプスロッドスタッフの今野智之さんが担当。「Axia Track」全モデルに加えて、来年発売予定のプロトタイプも展示した。また、実釣で使用していた「パンチングシュリンプ2.5インチ」や参加賞として全員に2色ずつ配布された「KATANAGI」の使い方も解説。

    受け付け時参加賞として「カタナギ」チャートオレンジ、レッドゴールドをセットで配布した

    ブース紹介:ナミイタ・ラボ

    当地フードとしてシウリ貝の入った波板特製海鮮カレー(税込み800円)と、体が温まる大須崎産とろろ昆布入りの汁物(税込み200円)を販売。また、今回表彰式の盾にもなっている雄勝特産波板石の刺身皿や工芸品も展示、販売。

    雄勝硯で知られる雄勝石を使用した工芸品。今回、表彰台入賞者の盾も工芸職人の及川さんに制作していただいた
    香りが食欲をそそるシウリ貝入り海鮮カレー

    表彰とインタビュー、抽選会はレポート後編で!

    表彰式へ続く


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