サクラマス
ここでははスプーンやプラグを使ったルアーフィッシングをガイド。遊漁券が必要な魚種で、河川、地域によりシーズンと規則が異なるのでご注意を!
サクラマスの生態
サケ目サケ科。幼魚と陸封型がヤマメで、降海したもの(一部湖沼陸封型)が銀化してサクラマスとなる。河川のヤマメは大きくて30~40cmくらいだが、サクラマスは大型個体で70cmくらいになる。ダム湖などに育つ陸封型(ランドロック)のサクラマスは50~60cmくらいと降海型より少し小さい。
遠投性、操作性に食い込み性も備えた桜鱒用タックル
ロッドは8ft台、最大負荷28g程度のレギュラーテーパー。広い河川で遠投し、大型サクラマスをやり取りするパワーに、食い込みの良さも必要。汎用モデル1本でも十分釣りは可能だが、ミノー、スプーンといったルアーの種類や、想定する河川(湖沼)規模によって長さや性能を使い分けるとベター。
ラインはPE1号前後、リーダー12~16Lb。リールは2500~3000番前後のスピニングリール。
サクラマスゲームに使えるルアー
ルアーは17gくらいのスプーンかシンキングを中心としたミノーがメイン。遠投が必要ならばバイブレーションなども使用する。
マスがボトム付近に沈み気味の時など、根掛かりの危険が高い時はスプーンでボトム付近を攻めることが多い。マスが流れの中を泳いでいる時などはミノーでレンジを攻略してみたりと、状況に合わせて使い分ける。
スプーンの人気アイテム
ミノーの人気アイテム
サクラマス釣行のタイミング
河川ごとに、サクラマスの遡上タイミングに合わせて釣行することが重要になる。遡上時季に加えて、水量、水温の状況や潮汐のタイミングによって状況は異なり、大潮の後など潮の動く時の方が遡上が多い傾向がある。
河川、地域によって遊漁のシーズンと釣れるタイミングが異なる。山形、秋田の河川は3月か4月の解禁のため解禁直後がお祭りムードになり、実際に釣果も期待できることが多い。
一方、宮城の北上川水系は1月20日に解禁するが、釣れるのは解禁から少し経ってから。3月、4月にピークが訪れるので、確率の低い季節から通い込む人と、チャンスに狙いを絞る人とに分かれる。
盛期が過ぎた後も初夏まで狙うことができるが、他の釣りに移行する人が多い。
サクラマスは河川を遡上していくため、時季とタイミングにより下流から上流へ釣れるエリアが変化する。釣れている場所にはアングラーが集まるので、ポイント選定の目安になる。
狙うポイントは遡上するサクラマスの通り道になる流れの周囲、カケアガリやストラクチャー付近、流れが緩む部分など。魚が定位しやすいところに、レンジ、スピードを変化させながらルアーを通す。
マヅメ時や潮汐、雪代の影響など様々な要因で時合いは変化するが、意外な時間帯に大型が突然釣れることも。防寒を万全にして粘る根気も時に必要。
YouTubeチャンネル登録もお願いします!