釣行記

東北の有名アングラーらによる釣行リポート!最新の釣況情報、テクニックをカバー!!
  • 仙台・名取周辺貞山堀のお手軽テナガエビ&ハゼ釣り

    編集部 2021年8月21日 更新

    仙台周辺のテナガエビ釣りが昨年あたりから人気急上昇中!以前から存在は知られていたが、最近の釣りブームの中、手軽さが注目を集めている。仙台周辺には貞山運河(貞山堀)が通っており、ほぼどこからでも狙える点もこの釣りが人気の理由になっている。


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    堤防釣りのルール・マナー


    仙台近郊の貞山運河 広い範囲が釣り場になる

    仙台市の七北田川から名取市の名取川、閖上(広浦)にかけては、海岸と並行する貞山堀が通っている。貞山堀沿いには自転車道も整備され、サイクリングで利用する人も多い。この貞山堀の護岸は多くの部分で石積みになっていて、この石の間がテナガエビの生息場所。今回は道路や駐車場が整備された所を数か所取材してみた。
    ※工事中の場所、私有地への侵入や、往来の邪魔になるような迷惑駐車は絶対にやめて、ルール、マナーを守って釣行してください。

    情報を教えてもらった仙台新港のつりえさマリン。キリンビール仙台工場前に立地し、3M仙台港パークに釣りに行く際のエサや小物の購入に便利なほか、砂押川、七北田川や蒲生周辺の釣りもおまかせ


    蒲生周辺の貞山堀でテナガエビ釣り

    仙台新港のつりえさ倶楽部マリン仙台新港店で情報を教えてもらい、まずは新港店から七北田川を渡ってすぐの蒲生地区へ。ここは震災後、海岸公園、野球場、テニスコートが整備されていて、蒲生グラウンドの駐車場に駐車し、歩いて貞山堀にアクセスできる。


    蒲生グラウンドの駐車場。公衆トイレも整備されている。閉鎖時間があるので気を付けよう

    グラウンドのすぐ裏手が貞山運河。運河沿いに自転車道が整備されていて、運河に降りる階段付近に釣り人が集まっていた

    運河には仙台亘理自転車道路から降りられる階段があり、階段の周辺にポツポツと釣り人の姿がみられた。橋の近くで竿を出していた3人組のグループの方にお話しをうかがうと、テナガエビ釣りは昨年から始めたとのこと。取材時は以前より数は少なくなったが釣れればサイズはまずまずで、手の長いオスの個体も混じっていた。

    貞山堀は石積みの護岸が続き、沈んだ岩の下などにテナガエビが潜んでいる。このストラクチャー周りをウキ釣りで探っていく
    ここは足場が低いので、短いルアーロッドなどでもウキ釣りが可能
    足下の岩の間からテナガエビを釣ってみせた
    ウデがあまり大きくないのはメス。時期的なものなのか、釣れるのはメスが中心のようだった
    はっきりと手が長いのがオス(写真の個体は少し折れてしまっている)

    ウキ釣り仕掛けで足下の護岸のキワを探っていく

    テナガエビ釣りは2m前後のノベ竿を使ったウキ釣りが一般的。ロッドは手持ちのライトゲームロッドなどでも良く、市販仕掛けを使えば簡単に始められる。

    テナガエビ用のエビバリは、掛かったエビがバレにくい形状。自作する場合は秋田狐や小型の袖バリなどを使うことが多い。

    つりえさマリンで販売している「手長エビシモリ仕掛」と「手長エビ玉ウキ仕掛」(オーナーばり)。竿の長さに合わせたものを選んでセットするだけの商品
    テナガエビバリはやや細長い形状

    ウキ下が底に着くように調整したら、敷石やブロック、藻や草などの障害物の周りを探っていく。アタリは微妙なものなので、小さい玉ウキやシモリウキがベター。ウキが沈んだり、横に動いたりしたらゆっくり上げて、エビが落ちてしまう前にタモで取り込む。あまり待ち過ぎると岩の下などに逃げられてしまうので、アワせるタイミングも大切だ。

    エサはアカムシ、ミミズやジャリメなどでもOK

    エサは赤虫が定番とされているが、仙台周辺でアカムシを使う釣りは殆ど無いため、手に入りやすいミミズやイソメなどでOK。ミミズ、イソメともにできれば中太より細目のものを選び、通し刺しにしてハリの大きさに合わせ小さく千切る。つりえさマリンではキス釣りなどに使うジャリメを売っているので、こちらが細くてオススメだ。

    ミミズは通し刺しにして千切って使う
    キス釣りなどに使うジャリメもテナガエビに丁度良い。通し刺しにして適当な長さで千切って使う
    活きのいいジャリメはつりえさマリンで販売している

    仙台~名取川河口にかけての貞山堀のポイント

    仙台市内の貞山堀は県道塩釜亘理線と海岸線の間に平行して、七北田川から名取川までを結んでいる。広い範囲で敷石の護岸になっているためどこからでもテナガエビを狙えるのだが、塩釜亘理線が復興道路になり、少し高い所を通っているためアクセスできる場所は限られる。迷惑駐車にならないよう、駐車スペースに注意が必要。

    二郷堀排水機場周辺は手前に数台の駐車スペースがあり、歩いて貞山堀に入れる(工事中・立入禁止区域に入らないよう注意)



    ハゼ釣りなどでも人気のスポット。駐車スペースが限られるので、先行者がいる場合はトラブル等の無いように配慮したい

    閖上港周辺もアクセスしやすい人気ポイント

    アクセスが容易で人気な釣り場が閖上港(広浦)近くの貞山運河。名取川河口の水門から名取市斎場のあたりまでを結ぶ水路(広浦貞山堀)

    震災後、新たに護岸が整備され、運河沿いに歩くことができる。ここは石積みの角度が少し急なので、長さのある竿でかわした方が釣りやすいかも。

    閖上の朝市・広浦橋付近の貞山運河

    こちらは名取川と合流する水門周辺。護岸は広い範囲で整備されているので釣り場に入りやすいが、駐車スペースにはくれぐれも注意しよう

    他の河川でも条件が揃えばテナガエビを狙える!

    テナガエビは川と海を回遊する。孵化した幼生が河口や海に流され、エビの形になった後に河川や水路を遡上する生態のため、生息場所は貞山堀のように海と川が繋がっている必要がある。海域とつながった水路や河川の下流域で、テナガエビが好む石積み護岸になっている所はポイントになりうる。

    旧北上川の下流域なども大型のテナガエビが釣れているので、他の河川や他エリアの貞山運河でも狙うことができるはず。近場で試してみていただきたい。

    これからはハゼ釣りが盛期!例年より早くから良型が釣れている

    テナガエビはそろそろ産卵期も終盤といった雰囲気。釣れれば型は良いものの釣果は下降の傾向にある。

    ここにきて調子が上向いているのがハゼ。今回取材したエリアでも5cmに満たないミニハゼが多数生まれているほか、去年生まれた15cm程度の個体や20cm超の3年目と思われる魚も釣れている。

    今年生まれたマハゼの幼魚。取材時は3~4cmだったが、これからグングン成長する
    こちらは年を越した15cmくらいのマハゼ。チビハゼに混じってポツポツと釣れてきた
    岸際でテナガエビを狙っているときに釣れた小型のダボハゼ(ドロメかアゴハゼという種類)。これが多い場所は避けながら探ると良い
    つりえさマリンで販売しているハゼ釣り仕掛け。ちょい投げや探り釣り、ウキ釣りなど、コンパクトロッドやライトロッドで手軽にできる釣り
    エサはアオイソメ(左)とアカイソメ(右)。ハゼが吸い込みやすいよう、タラシ短めの縫い刺しにする。タラシが長いとエサだけ取られることに
    定番のアオイソメ。ボリュームがあり、食いもよく投げ釣りの一番人気
    アカイソメはアオイソメよりちょっと軟らかいのが特長。アオイソメよりさらに食いが良く、鮮やかな赤色がアピールになる


    取材後、貞山堀で20cmオーバーを最大に20匹ほどの釣果。今年のハゼは例年より早めに良型が釣れ出しているようだ

    小さかったハゼも秋にかけてグングン成長し、すぐにハゼ釣りのターゲットに加わる。これから海側の釣り場へ少しずつ移動するが、晩秋、初冬の落ちハゼのシーズンまでしばらくは楽しむことができる。

    餌はやっぱりつりえさマリンで!

    つりえさ倶楽部マリン」は釣り餌の専門店。活きのいいエサをお安く提供している。エサの種類も選べ、周辺の釣りで使用するちょい投げやウキ釣りなどの小物も揃う。新港店のほか、閖上港に閖上店もあり。イソメは店舗前の自販機でも販売しているので、営業時間外でもエサを購入できる。

    新港店の店内。活きエサの水槽と仕掛け、小物が所狭しと並ぶ

    ウキ釣りコーナーにはテナガエビ仕掛けやハゼ釣り仕掛け
    閖上港のすぐ前にあるつりえさ倶楽部マリン閖上店
    自販機コーナーがあるので、お店が閉まっている時間帯でもエサや釣り具を購入できる
    アオイソメ、赤イソメに岩ゴカイなど豊富なエサに、オモリやブラーなども自販機で揃う

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