魚種別攻略法

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    【東北の魚種別攻略】

    サワラ(鰆)

    サワラ

    元々は暖かい海を好み東北には少なかったが、日本海側から津軽海峡にかけて増え続け、近年は太平洋側でも普通に釣れるようになっている。春の魚と書くように西日本では春が旬の魚とされるが、東北では夏から秋の高水温期のみ回遊してくる地域も多い。日本海側では深場に落ちるとされる冬場を除きほぼ年中狙える。

    魚食性が強く、ルアーの好ターゲット。小型のものはサゴシ(狭腰)。非常に歯が鋭く、狙う場合はラインンブレイク対策が必要。

    サワラの鋭い歯
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    サワラのシーズンとエリア

    日本海側では春から初冬の頃までみられる。春にサワラ(サゴシ)を狙えることで人気の新潟東港では3月頃から釣れ出し、5月のGW頃までが盛期。その後はイナダなど青物と一緒にポツポツと釣れ続く。山形沿岸の酒田などは新潟より少し遅れて釣れ始める。山形庄内地方では秋に漁獲される大型を「庄内おばこサワラ」としてブランド化を進めている。

    太平洋側の福島、宮城は暖水とともに北上するようで、出現は海水温と回遊次第。2020年の場合は6月頃にタチウオが釣れ始めた後に出現し、7、8月頃から回遊が増え始め、秋頃がピークだった。

    [釣果情報]2020年3月7日、ハッピーフィッシング新潟東港のサゴシ釣果

    陸っぱりで狙う方法

    オカッパリでサワラサイズは珍しく、40cm、50cmくらいのサゴシサイズが中心となる。サビキ、泳がせ釣りなどでも狙えるが、サゴシ釣りで人気の新潟東港ではショアジギング、ミノー、ワインドなどのルアーで狙う人がほとんど。

    ショアジギ用などライトゲームタックル、シーバスタックルなどの流用も可能。PE0.8~1.2号と20~30Lb程度の通常リーダーの先に60Lb以上くらいの歯切れ防止のためのリーダーを装着する。ワイヤーリーダーも有効なのだが食いが落ちるという意見もあり、透明なリーダーを好む人が多い。

    サゴシが釣れるかどうかは回遊の有無、群れの濃さに影響される。ナブラが現れたらチャンス!表層付近で活発に食ってくる。群れが遠いようなら遠投性や釣り座の有利不利が釣果に関係。一方で、群れが寄ってくれば、堤防の足下まで追ってくることも。
    [関連]魚種別攻略:陸っぱり青物
    [関連釣行記]豊富な釣魚が魅力の堤防管理釣り場!ハッピーフィッシング新潟東港をガイド

    アブ・ガルシア
    30g前後のジグを中心に、マイクロジグも扱えるライトショアジギングロッド。
    がまかつ
    ライトショアジギングでサゴシを狙えるワイヤー仕様。
    ハヤブサ
    ホログラムスピンブレード付属の高アピールメタルジグ。
    シマノ
    巻くだけでもOK!リアのトリプルフックがサゴシのバイトを高確率にとらえる。

    船から狙う方法

    エサ釣りの五目サビキ仕掛けや活き餌の泳がせ仕掛けにも食ってくるが、鋭い歯でハリスを切られることも多い。サワラが回遊している時は太目の替え仕掛けを多めに用意しておくなどの対策が必要。

    ルアーではボートから表層の群れをキャスティングで狙うほか、ジギング、タチウオテンヤなどに大型のサワラがヒットすることも多い。タチウオ、サワラ用の「ファイティングリーダー」(がまかつ)などを使用して歯切れを防ぐ。ジギングではフォール中によく食ってくるが、アクションを止めてラインを緩ませたスキにラインが歯の餌食になるケースがあるのでアクション操作に注意が必要。
    [関連釣行記]テンヤ&ジギングで好釣果!宮城のタチウオゲーム

    がまかつ
    リーダー結束にスリーブを使用し水中抵抗を減。幅広く使えるロングタイプ。
    がまかつ
    サワラの噛みつきに耐える、サワラジギング専用アシストフック。
    オーシャンルーラー
    イレギュラーフォールがアピールになる、オールラウンダー型メタルジグ。
    ダイワ
    太刀魚用のテンヤにサワラが食ってくることも。

    サワラの食べ方

    サワラは独特のクセがあるが、むしろそれが魅力となり非常においしい魚。そのまま刺身にしても良いが、皮を残して軽く炙ると最高。また、味噌漬けなどの漬け焼きも定番で、保存も効く。揚げ物も煮おろしなどと相性抜群なのだ。
    [関連]サワラの料理レシピ

    サワラの炙り刺し
    エーアンドエフ
    冷凍サワラの切り身。
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